池田山の麓の小さなラベンダー畑「ラベンダーファームあまおか」

岐阜県の池田山の麓にある小さなラベンダー畑。5月下旬～6月上旬のわずかな期間ですが、ラベンダーの摘み取り体験をすることができますよ。大自然とラベンダーの香りに癒され、慌しい毎日を忘れてゆったりと過ごすことができました。

雄大な池田山の麓にあるラベンダー畑

私が始めて訪れたのは昨年のこと。「ラベンダーファームあまおか」さんのことを知ったのは岐阜の情報誌で、岐阜にラベンダー畑があるなんて！と急いで行ってみました。

とても小さなラベンダー畑なので最初は分かりにくかったのですが、ラベンダーの旗が立っていたのでなんとか見つけ出し到着。標高923mの池田山が目の前にあり、雄大な景色に感動を覚えました。

着いた時は来ている人も見当たらなくて少々不安になったものの、帰る頃にはあまりにも素敵で来年もまた絶対来たい！と思えるところでした。そんなラベンダー畑についてご紹介します。

ラベンダーの摘み取りやワークショップの受付は、ラベンダー畑から少し回ったところにあるクラフトショップ「ふぁいぶ・えー」で出来ます。摘み取りの場合はハサミやカバンを入れるカゴを貸してもらえますよ。

こちらはご夫婦でやってみえるラベンダー畑で、とても優しく気さくなご夫婦で、懇切丁寧にラベンダーについて教えて頂けました。

さて、ハサミを借りたところで摘み取りへ。ラベンダーファームあまおかさんのラベンダーは、北海道富良野産の「こいむらさき」と「おかむらさき」の2種類。

こいむらさき（濃紫）は花穂は短いけれど紫色が濃くて、インテリアに飾っても紫色が映えて美しいラベンダー。おかむらさきは花穂が長く香りが強いため、アレンジなどにも向いている品種です。観賞用の定番ラベンダー。

こいむらさきとおかむらさきの好きな方を選び、1本10円で好きなだけ刈り取りします。私はドライフラワーやポプリなどにたくさん使いたいため、100本は摘み取っていますよ。

年によって咲く時期がずれるため、どちらかしか咲いていない場合やどちらも咲いていない場合もあります。事前にお電話でのお問い合わせをお勧めします。

ラベンダーは花が全く咲いていないものより、2つ3つ開花し始めた頃のラベンダーを摘むのが良いと教えて頂きました。
たくさん開花していると香りは強いものの、ドライフラワーなどにした時に花がポロポロと落ちてしまったり、既に茶色くなっているものも多いので、きれいな状態で長く持たせることはできません。

手に持っているだけでとても良い香りがし、夢中になって摘み取り体験を楽しみました。

ちなみにこちらはお店の方が収穫していたもの。あまりにもすごい量だったので写真を撮らせて頂きました。紫色が鮮やかで綺麗！

収穫したものはお酒になるそうですよ。ハーブの女王と言われているラベンダーは、ポプリや枕、香水、入浴剤など、使い道も多いですね！

摘み取りを終えたら、受付をしたクラフトショップふぁいぶ・えーへ戻ります。小さな木の建物ですが、中は手作りのラベンダー雑貨でいっぱい！こんなナチュラルな雰囲気、憧れちゃいますね。庭にこういう部屋が欲しい…。

せっかくだったので、ラベンダースティック作りの体験もしてきました。見た目も可愛く、ラベンダーの香りを閉じ込めて残すことができるサシェです。

初めてだと作り方が少し難しく、教えて頂いてなんとか作ることができました。1回覚えてしまえば家で1人で作れるようになりますよ。今では家のラベンダーで何本も作っています。ワイワイしゃべりながら作ることが出来て、とても楽しい時間でした。

ジェラートもお勧めだと言うことで、こちらも購入して食べていきました。大垣のジェラート屋さんモーリーとの共同開発だそうです。
ラベンダーソフトは食べたことがあるけれどラベンダージェラートは初めての体験。すっきりとして美味しかったですよ！

のどかな雰囲気とラベンダーに包まれ、あまりの居心地の良さに気付いたら何時間もお邪魔してしまっていました。この時期しかない特別なひとときでした。人を幸せにできる場所って素晴らしいですね！

ラベンダーファームあまおか
住所：岐阜県揖斐郡池田町藤代1002-5
営業時間： 9:00~17:00
料金：摘み取り1本10円、ラベンダースティック作り500円
駐車場：有り（無料）
関連URL ：ラベンダー風便り