ガーデン雑貨を置くためのウォールシェルフを手作りし、玄関ポーチの壁に取り付けました。収納棚や飾り棚を設置する時、意外と忘れがちなのが壁面です。デッドスペースになっている壁面を有効活用すれば、場所を取らずスマートに設置することができますよ。
セリアとダイソーの木材を用意
最初は1×4材で作ろうと思っていたのですが、壁に掛けるものなのでできるだけ軽いものにしたかったため、100円ショップの木材を使うことにしました。
と言う事で、材料となる木材は全てダイソーとセリアで購入。100円ショップの木材は桐のものが多くとても軽いです。強度は強くないですけどそれほど重いものを乗せないのであれば十分ですね。
使った木材は、左からダイソーの50×25cmの板材(A)2枚、セリアの45×15cmの板材(B)4枚、セリアの45×9cmの板材(C)2枚です。
1. ダイソーの板材を縦に半分に切る
1番大きいダイソーの50×25cmの板材(A)は縦半分にカットして使います。2枚ともカットして4枚に増やしました。
2. 全てのパーツをカット
棚板にはダイソーの残りの板材(A)2枚とセリアの45×15cmの板材(B)1枚を、43×12.5cm(1枚だけ横幅を45×13.5cm)にカットして使います。
背板には45×15cmの板材(B)の残りの3枚をそのままの大きさで使います。
極力余りを出さず1番安くなるように作るとこのようになりますが、作るサイズなどにもよるので、100円ショップなどでいろんな木材を見て使う材料を決めて下さい。ちなみに私の完成サイズは、約縦50×横47cmです。
側板になるダイソーのAの木材ですが、下側に曲線の飾りを入れてカントリー風にしてみました。
木材と同じサイズの新聞紙で型紙を作り、型紙に沿って下描きしてジグソーでカットすると、2本とも全く同じデザインになりますよ。
3. 天板と側板を組み立て
2枚の側板と、棚板の14.5cmで切った長い方のものを、コの時になるよう組み立てます。この時、棚板を側板に挟むのではなく上に乗せるようにします。
このために、棚板の1枚だけ側板の厚み分(1cm+1cm)長くしたと言うことです。今回はネジではなく、全て釘で固定しました。
4. 棚板の取り付け
等間隔に残りの棚板の2枚を横から打ち付けて取り付け。この2枚は側板の間に入るので、天板になる棚板より2cm短めですね。
下段の棚板の下ですが、最後に他の板を取り付けるので、9cm程度は残しておいてください。
5. 背板の取り付け
くるっと裏向けて、裏側からBの45×15cmの木材を3枚打ち付けます。これで棚の背面ができました。
6. 飾り板作成
Cの木材を使い、飾り板を2枚作ります。
新聞紙を木材と同じ大きさに切り真ん中で折ります。折った半分にフリーハンドで好きな曲線を描きカット。開くと形ができあがっているので、それを木材に貼り付けてペンでなぞります。その曲線に沿ってジグソーでカットすれば、飾り板のできあがり!
複雑なカーブや形があるものにしてしまうと切るのが難しいので、最初は簡単な形から始めてみると良いと思いますよ。私もこの作業はいつも苦戦します……。
7. 飾り板取り付け
1番下の棚板を取り付けた際、あけておいた下のスペースに飾り板を1枚取り付けます。裏から側板に打ち付けました。
もう1枚は上部の棚板(天板)の下に、飾りとして取り付けました。
8. 形が完成
ようやく完成が見えてきましたね。カントリーっぽいシルエットでできあがりが楽しみになる頃です。あと一息!
9. 下塗り
せっかくカントリー調の棚を作るので、古びたアンティークなフレンチカントリー風に塗装します。
まずは全体を茶色の水性塗料で塗装。しっかり塗らずムラがあっても結構です。これだけ見ると「大丈夫!?」と思ってしまいますが、この部分はだいたい隠れてしまうので大丈夫です!
10. 上塗り
茶色が乾いたら上からブルーグレーの水性ペンキで塗装。(色はお好みで!)綺麗に塗ってしまうと下塗りの意味がなくなってしまうので、茶色の下地がところどころ見えるよう、刷毛を立ててかすれさせるように塗ると、古びたシャビー感を出すことができます。
ペンキが剥がれて年季が入っているようなエイジング塗装ができました。もっと古めかしい感じを出したければ、上からアンティークメディウムを塗ったり、やすりでペンキを剥がしたりするのも良いのではないでしょうか。
11. 取っ手取り付け
棚の下に物を掛けられるようにしたかったので、1番下に付けた飾り板にはフックを取り付けます。
いろいろ探していたところ、セリアの取っ手が可愛かったので、こちらをフック代わりに3つ取り付けました。ラッカーでゴールドに塗装してあります。
12. 吊り金具取り付け
壁に掛けて使うものなので、天板に三角吊り金具を付けました。セリアの古色仕上げのものです。
13. 壁に掛ける
室内でもそうですが、壁に取り付ける時に穴があいてしまうのがイヤだと言う人は多いと思います。ネジだと大きな穴があいてしまいますからね。
棚のような重みのあるものは、全く穴をあけずにと言うのは難しいのですが、穴が目立たないように取り付ける方法はいくらかありますよ。
ピンフックと言うアイテムを使うのもその一つで、細い釘を使うので抜きあとが目立ちにくい上、ものによっては10kgまで耐えることもできます。今回はそちらを使って取り付けました。
ピンフックの詳しい使い方は次回詳しくご紹介いたしますので、今回は省略させて頂きます。
14. 完成
材料費1,000円ほど(塗料代は省く)で、カントリー風ウォールシェルフの完成です!
今までは玄関ポーチの壁が寂しかったのですが、ウォールシェルフを掛けたら賑やかになりました。多肉などの小さな植物なら置けますし、雑貨も増やすことができましたよ。ナチュラルな雰囲気の庭ともよく似合うと思います。
同じ色のガーデンシェルフも
ウォールシェルフの真下には、以前作った3段のガーデンシェルフが置いてあります。どちらもブルーグレーで統一しているので、セットの棚のように違和感なく飾れています。棚が増えたので、新たなガーデン雑貨をDIYしたいなあと現在考え中です。
関連商品
- 50×25cm板材2枚
- 45×15cmの板材4枚
- 45×9cmの板材2枚
- 水性ペンキ・茶色
- 水性ペンキ・ブルーグレー
- セリアの取っ手3個
- 吊り金具
- ピンフック