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1から全て1人で作ります!憧れだったレンガの小道をDIY

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レンガの小道DIY
「庭にレンガの小道が欲しい。」そう、それは私の長年の夢でした。しかしエクステリア関連は、外構屋さんに頼もうと思うとなかなか高額で、簡単なことではありません。…だったら作れば良いのでは?そう思い、夢を叶えるためにレンガの小道をDIYしました。

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元の通路

元の庭
以前は庭に父の会社の事務所があったので、その通り道としてアスファルトが敷かれていました。

これをはがすのが困難でずっとためらっていたのですが、もともと事務所があった場所に兄の家が建つことになり、電気などの工事のためにちょうどはがしてもらえました。これはもう神様のおぼしめしでしょう。

1. どんな道にするのかイメージする

レンガイメージ
アスファルトから土に戻った場所にレンガの道を作ります。実はこの道結構長く、9mほどあります。まずはイメージ図を描きました。

せっかく作るのであれば、まっすぐではなくゆるいS字カーブになったおしゃれな小道にすることに。

そのイメージ通りにどんな形の道にするのかを、消えないように地面に描いて作る際の目安としました。

2. 10cm掘り下げる

10cm掘る
まずはレンガを敷くための準備として、地面を10cm掘り下げます。正確にはレンガ+5cmです。

私はアンティークレンガを使用しており、これが5cmだったのでそれに5cm足すと10cm。

ですが最終の仕上がりが地面にぴったりではなく、地面より少し高くなるように作るのが理想的。なので10cmより少し浅めに堀り、少しだけレンガが地面より上になるように掘ると良いかも。

レンガを敷く上で、この「掘る」と言う作業が一番きつかった。ゴロゴロと大きな石ばかりで、少しのスペースを掘るだけで一日仕事でした。

私は全て一人でやっていますが、できれば旦那様やお父様など、男性の方にお願いする方が良いと思います。

3. 砕石を敷く

砕石を敷く
砕石(さいせき)はその名の通り、砕いた石のこと。

砕石が基盤の役割を果たしてくれ、これを1番下に敷き詰めることによって上のレンガが安定して固定されますよ。

もし砕石を敷かないと直接土に敷くことになるので、土は柔らかいため時間と共に沈んでくることがあります。

砕石を敷く量は3cmほど。この部分が多ければ多い方がしっかりと固定はされると思いますが、これぐらいあれば良いだろうと思い、私は3cmにしました。

敷き終わったら、足で踏んでしっかりと固定しました。

4. 砂を敷く

砂を敷く
敷いた砕石の上に、今度は砂を敷きます。その辺の砂ではなく、ホームセンターで購入したものです。(砕石も砂も1袋180円~200円ほどで買えます。)

砂はだいたい2cmぐらい敷きました。砕石と両方で5cmほど。そしてこちらも足で踏み固定し、平らに均していきます。

5. レンガを並べる

レンガを並べる
ここでいよいよレンガの登場!砂の上にレンガを1つずつ並べていきます。この時、砂の部分が水平でないとレンガの水平が取れません。

ですので砂の水平をきっちり取り、さらにレンガをハンマーでたたきながら調整して並べていきましょう。

並べながらレンガの縦方向と横方向の水平が取れているか、水平器で測りつつ作業します。

6. 端用のレンガを作る

タガネで割る
レンガにはいろいろな並べ方があり、私が並べた形は「ランニングボンド」と言います。

これはよく見るレンガの基本的な敷き方で、1列ごとにレンガ半個ずつずれるパターンです。

しかしこうすると、どうしても端の部分が短いものが必要となってきます。そこで活躍するのがレンガタガネ。レンガを切ることができる工具です。

レンガの割りたい位置を線で描き、その部分にタガネを当て、上からハンマーでタガネを叩きます。

結構コツがいる作業で、最初から強く叩くと変なところに力がかかり、思っていたのと違う場所が割れてしまいます。

1度軽く叩いて四面全てに溝をつけておき、その後その溝にタガネを垂直に当て強く叩くと綺麗に割れますよ。こうして、必要な形のレンガを作っていきます。

【レンガの割り方】レンガタガネを使ってレンガをカットする方法とコツ
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7. 端の隙間にレンガを並べる

レンガを並べる
先ほど作った短いレンガを端の隙間に入れます。パズルのように組み合わせ、水平を取りながらぴったりと隙間なく埋めてください。

8. 目地砂を入れる

目地砂をひく
レンガの敷き方はいろいろな方法があり、モルタルや固まる砂を使って固定してしまう方法もあります。

しかし1度固まってしまうとやり直しがきかないのと、私が使ったアンティークレンガはもろく割れやすいので、割れた部分を補正する時に固まってしまったら困ることから、目地砂を使うことにしました。

これは全て敷き終わった後に、レンガとレンガの隙間(目地)にほうきでサッサッと目地砂を入れていくやり方です。

とても細かい砂なので、気持ちのいいぐらい隙間にサラサラと流れ落ちてくれますよ。

 
全ての隙間に入ったら1度水をかけて固め、上からまた目地砂をかけて同じ作業を何度か繰り返します。これで強度が出ます。

豪雨などで目地砂が流れてしまうことがあるので、スカスカになってしまった場合は、また目地砂を使って固定しています。

9. 固まったら完成

レンガの道完成
他のレンガよりも低く沈んでしまっているところがあれば、抜き取って砂を足してやり直してください。目地砂が固まって、レンガの上に乗ってもびくともしなくなれば完成です。

小さなスペースにレンガを敷くのであればこれで終わりです。私の場合はこれを9m続けるので、1ヶ月ほどかかってようやく完成しました。

完成した時の喜びは何にも変えられませんが、思ったより大変だったのでもう1回やれと言われたらイヤだ…。

カーブの箇所

カーブするレンガ
カーブが続くので、端に来るレンガはタガネで三角のような形に切って使っています。1つずつ違う形になるので先にどんな形になるのか考えて計算し、レンガに正確に描き込んで切ります。

S字カーブの作り方

曲がった道
最初はS字カーブが心配だったのですが、やることは一緒。

レンガタガネを使ってカーブ用のものを作り、最初に描いた線に沿ってS字の道を形成し、パズルのように組み合わせていくだけ。

多少ガタガタにはなってしまいましたが、意外と簡単に作ることができました。ガタガタの部分も芝生が伸びてきたら全く気にならなくなりました。

最終地点

玄関の前
兄の家の前が、庭の入り口から続いたレンガの道の最終地点。玄関の階段に合わせ、真っ直ぐ横に伸ばしました。

庭への入り口

坂道
1番悩んだ庭の入り口。斜めになっているので階段にしようと思ったのですが、自転車をよく使うので出し入れがしやすいようにと、坂道にすることにしました。

向かって左側に電気の線が通っており兄の家まで続いているのですが、坂の部分はそれが上の方に埋まっていたので、どうしてもレンガが浮いてしまい、何度もやり直しました。今でも若干左が高いですが、ご愛嬌と言うことで。

全体の様子

庭のレンガ道
全体的には上記写真のようになっています。

レンガの小道は真冬に作ったので緑も花も何もなかったですが、緑が生い茂る季節になると植物とレンガの相性が良く、いい味を出してくれています。レンガがなかった頃とは全く別の庭のよう。

 
庭のレンガ道
作って4年ほど経ちますが、欠けてしまったものはあるけれど、割れてしまったりと言うことは今のところありません。

定期的に目地砂を入れるメンテナンスと、目地から出てきた草むしりぐらいはしています。(目地がないぴったりとくっついたものを作れば、多少その手間は省けるかも。)

DIYでできるレンガ敷き

バラとレンガの道
計レンガ330個、砂・砕石が18袋ずつ、目地砂3袋使用しました。それでも5万円弱で9mのレンガの道を作ることができましたよ。

極寒の時期に作ったことも含め、今までやってきたDIYの中で最も辛かったのがレンガ敷きだと言っても過言ではありません。

その頃は、夢の中でもレンガばかり敷いていました。兄の家を作りに来ていた外構屋さんにも、「レンガは大変だよ」と何度も言われたわけで……。まったくその通り。

 
しかし庭の雰囲気がガラリと変わり、イングリッシュガーデン風になって非常に気に入っています。私の夢だったのでDIYで一つ夢が叶い、この上なく満足しています。

あまり長い道は大変なのでお勧めはしませんが、少しのスペースであれば1日でできると思いますよ。

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あくまで素人によるDIYなので、本格的なものを作りたければ、プロの業者さんに頼むのが一番良いでしょう。

私の家は古いので少々ガタガタの道でも問題ないですが、新築にはやはり美しい道が似合います。

追記1

バラとレンガ
バラの季節になり、レンガの小道に沿って植えたバラが一面に咲き誇りました。レンガとバラはとてもよく合うので、この季節が1番小道がおしゃれに見える時期だと思います。

時間が経つとだんだんとレンガが色褪せて来ましたが、これはこれで経年変化で古びた感じが演出でき、よりナチュラルガーデンっぽくなったので気に入っています。

追記2

レンガの小道手直し
その後、レンガがだいぶ古びてコケなどもひどくなってきたので、一度全てのレンガを外してメンテナンスと保護を行いました。

再び美しかった頃の道に蘇って庭が明るくなりましたよ。気分一新!

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関連商品

使用した材料
  • レンガ 330個
  • 砕石 18袋
  • 砂 18袋
  • 目地砂 3袋
  • レンガタガネ
  • 水平器
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