ピンクや紫などの小さな可愛らしい小花が咲くバコパ。どんな植物とも合わせやすく、ガーデニングでは大活躍の草花です。枝垂れて咲く姿もまた素敵で、使い勝手も良く万能型!今回は、バコパの魅力をお伝えしましょう!
別名ステラ
バコパは南アフリカ原産のオオバコ科ステラ属(スーテラ属)の植物で、別名ステラと言う名前がある多年草。原産地では130以上もの種類が自生しているそうです。
もともとは属性からステラと呼ばれることが多かったですが、現在はバコパとして定着していますね。
バコパの咲く季節
園芸店やホームセンターでは花の少ない2月~3月頃の早春から苗が出始め、春から初夏、そして秋から冬に花を付けます。
春や秋には日光によく当てることで、たくさんの花をこんもりと咲かせてくれますよ。
夏の暑さは苦手
高温多湿に弱いため、日本の夏は苦手としています。夏になると花数が減る(または咲かない)ことが多くなります。
夏の直射日光に当たると弱ってしまうので、夏は風通しの良い半日陰か日が当たる室内へ移動して育てると夏を越すことができますよ。とは言え、暖かい地方では暑さで夏に枯れてしまうこともよくあります。
また、梅雨の時期など雨が当たり過ぎるのも良くないので、初夏から夏にかけての置き場所は考えなければなりません。
冬は暖かい場所で
暖かい場所であれば冬にも花を咲かせますが、寒さもやや苦手な植物です。
冬は日当たりの良い暖かい場所で、そして霜に当てたり凍らしたりしないよう注意しましょう。雪の降る日や氷点下になるような日は、軒下などへ避難させた方が株を傷めません。
鉢植えで育てる方がおすすめ
可愛い花で開花時期も長く楽しめるので、花壇に直接地植えしたい人も多い花だと思います。もちろんそれでも育ちますし根が張って大きく育つことでしょう。
ですがどうしても夏の暑さや霜などに弱い部分もあるので、私はすぐに移動できる鉢植えで育てています。枝垂れる性質を生かして、鉢植えやプランターなどで育てると綺麗ですよ。
バコパの育て方
とても丈夫な花で育てやすいですが、先ほどもお伝えしたように高温多湿を嫌うので、水はけのよい土を好み、水のやり過ぎには注意が必要です。
花が終わったら花がら摘みをこまめに行い、蒸れないよう風通しを良くしてあげましょう。
また、開花期間が長いため定期的に肥料を必要とします。夏以外の時期は肥料が切れないよう液体肥料などを与えてあげます。
ハンギングを作ろう!
私が特におすすめなのはハンギングバスケット。クセが少なく他の植物とも合わせやすいので寄せ植えにも向いていますが、単独で植えても十分見応えがあるハンギングになります。
匍匐性があり鉢の縁から垂れ下がるので、ハンギングにすると壁や空中を彩ってくれますよ。ピンク、紫、白の淡いパステルカラーも優しげで可愛いですね!
まとめ
大きめの花をつけるものや八重咲きのものなど、近年新品種がたくさん登場しています。こんもりと小花が咲き誇った姿はとても豪華で、庭の中でも目立つ存在になること間違いなし!
脇役にも主役にもなれるため使い勝手が良く、夏以外の長い時期楽しめる植物として人気が高い花ですね。あらゆる使い方ができる上美しいバコパは、ガーデニングには欠かせない存在です!