色彩豊かで種類も豊富なパンジーやビオラは、長年人気が高く、冬を代表する花として不動の地位を築いてきました。単体で植えても美しいですが、他の花と寄せ植えにしても更に美しくなりますよ。今回は、パンジーやビオラとよく合う花をご紹介します。
冬の定番、パンジー・ビオラ
パンジーとビオラはいずれもスミレ科スミレ属の花。違いは大きさだけで、一般的に、花径5cm以上をパンジー、4cm以下をビオラと呼んでいます。
開花時期は10~5月頃と長く丈夫なため、ガーデニング初心者でも育てやすくとても人気があります。寒さに強い植物なので、雪が降る季節でもたくましく花を咲かせてくれますよ。
また、毎年たくさんの新作が作出されているため、数え切れないほどの種類があります。
色、形、大きさも様々で、思わずコレクションしたくなるほど魅力的なものばかり。値段も安価なものが多く購入しやすいことからも、育てている人が多い草花ですね。
そんなパンジーやビオラの花と寄せ植えなどで一緒に植えるならば、どんな花と同じ時期に咲き、どのような花が相性が良いのか、ここから詳しく見ていきましょう!
アリッサム
白や紫の小花が、こんもり花束のように咲くアリッサム。スイートアリッサムと言う名前でも知られています。
主役と言うよりは脇役の花ですが、乾燥に強く丈夫で他の花と合わせやすいため、寄せ植えや花壇では大変重宝する花ですよ。
もはやパンジーやビオラとの寄せ植えでは定番の花で、元からビオラとセットになって販売されているものもあるほどです。
ストック
スラッと茎を伸ばし、先にフワフワとしたロマンチックな花を咲かせるストック。
一重咲きだけでなく八重咲きのものもあり、切り花としてもよく利用される草花ですね。香りが良いのも特徴です。
背の低いパンジー・ビオラに対し背が高いストックですが、色や配置に気を付ければよく馴染んで合わせやすいですよ。
ハボタン
葉の形が牡丹のような美しい見た目に似ていることからハボタンと名が付けられました。元々キャベツ(ケール)が品種改良されて作られた観賞用の花です。
既に江戸時代から縁起が良いものとして正月に利用されており、日本人にとっては馴染みの深い植物ですね。
パンジーやビオラと並んで冬を代表する植物の1つで、寄せ植えにしてもバッチリ合いますよ。
種類も多く、形や色も様々なので、パンジーやビオラの色に合わせて選んでみてください。
ガーデンシクラメン
皆さんお馴染みのシクラメンは、冬の鉢植えの女王と呼ばれているほど生産量が多く人気が高い花。
そんなシクラメンを品種改良してガーデン用にしたものがガーデンシクラメンです。
ガーデンシクラメンもシクラメン同様人気があるため、同じく人気のパンジーやビオラとの寄せ植えは定番ですね。
定番だけど合わせやすく、長持ちする寄せ植えとして作る人も多い組み合わせです。
チェッカーベリー
11~3月頃の冬の間に、真っ赤な可愛い実を付けるチェッカーベリー。サンキライなどもそうですが、クリスマスや正月の観賞用に使われることが多い植物ですね。
こんもりと茂った葉っぱから赤い実が目立ち、お洒落な寄せ植えが作れるため、寄せ植えの材料としてとても人気がありますよ。耐寒性も強く冬にはもってこいの植物です。
ネメシア
以前は一年草の品種が人気でしたが、近年は多年草の宿根ネメシアの方がよく流通するようになりました。
ピンク、黄色、白、紫など淡い色から濃い色まで花色が豊富なので、植えるものに合う色を探しやすい花でもあります。
開花期も長く丈夫なので、パンジーやビオラ以外の花との寄せ植えなどにもよく使われますよ。香りの良いものも多くあります。
イベリス
丸っぽい特徴的なお菓子のような形をした花を咲かせるイベリス。花付きが良く、たくさんの花を1度に咲かせた姿は大変美しいですよ。
ピンクや紫などもありますが一般的には白色が多く、賑やかなパンジーやビオラと一緒に植えると引き締めてくれます。
バコパ
枝垂れるように小花をたくさん咲かせる可愛いバコパの花。紫、白、ピンクなどがあり、花つきが良い性質を持っており、丈夫で育てやすいです。
パンジーなどと違い多年草なので、冬越しして来年も咲かせることができますよ。
癖がない花なのでどんな花とも調和し、単体でも寄せ植えでも使いやすい花ですね。
垂れ下がる性質を生かし、鉢の縁から垂れるように植えるとより美しさを演出できるかもしれません。
まとめ
冬の殺風景になりがちな庭を明るく彩ってくれるパンジーやビオラ。寒くても健気に咲く姿はとても可愛く愛着が湧きますが、他の花と一緒に植えることで、もっと明るい気分にしてくれること間違いなし!色彩豊かで美しい寄せ植えを作って、寒い冬を楽しく過ごしましょう!