1月、休眠期のバラのお手入れを一通り終わらせました。さっぱりして寂しい雰囲気のチェリーガーデンですが、本稿では、このバラたちがどのように咲くのか、剪定・誘引後のビフォーから、春満開時のアフターへの変化を比べてみたいと思います。
壁面のパレード
壁面一面にパレードを誘引しています。
パレードはよく伸びますし、花付きが抜群!壁面などへの誘引にもピッタリのバラです。
下を向きがちですが、ショッキングピンクが目を引く派手なバラですね。
アルフレッドシスレー
パレードの隣にあるデルバールのアルフレッドシスレー。
木立ちタイプのバラなのですが、とても大きく育ちシュラブのような感じになっており、長めに剪定しています。
長く伸びているので、パレードに紛れ、つるバラのようになっています…。
木立ちタイプでも、花壇に地植えするとよく成長してくれました。
朱色と白の絞りカラーで、個性的なバラ。デルバールのバラはおしゃれですね。
フェンスのバラ(外側)
庭の外側から見たフェンスのバラたち。
フッタカーシュリンローズ、ピエール、ロココ、スパニッシュビューティーなどが植えてあります。
フェンス一面を覆うように誘引しているので、つるバラたちが一斉に咲き誇ります。
あまり有名ではありませんが、花付き抜群のフッタカーシュリンローズ、ひらひらとかわいいスパニッシュビューティー、王道のピエールドゥロンサール、一番最後にジャスミーナも咲きます。
フェンスのバラ(内側)
庭から楽しめるよう、フェンスの内側にも誘引しています。
どうしても外側の方が日光が当たるので花が多いのですが、中にもこんもり咲いてくれます。外側と同じつるバラがメインですね。
他にも、アイスバーグや、ブルーフォーユーなどの木立ちやシュラブもあります。
つる桜霞
フェンスの一番奥にあるつる桜霞。ボーダーフェンスに沿って誘引しました。
つる桜霞はギュギュっと溢れるように花を咲かせ、我が家の中でも特に花付きの良い品種です。
フェンスなど一面に誘引すると、ピンクに染め上げ、遠くからでもよく目立ちますよ。私のお気に入りの品種です。
花壇の木立ち
以前手作りしたレンガの花壇には、木立ちのバラを中心に植えています。
落ち着いた雰囲気のしのぶれど、ソフトカラーのマチルダ、不動の人気のボレロなんかがあります。
木立ちタイプのものは結構短く剪定しますが、春にはたくさんの花を咲かせてくれますよ。
アーチ
庭の入口にある2本のアーチ。手前がピエールドゥロンサール、奥がクリスティアーナです。
冬には何もなくなるアーチも、春にはこんもり生い茂ります。
人気のピエールはさすがの花付き、クリスティアーナはシュラブですが、枝が伸びるので、アーチなどにも使えますよ。ただし、あまり広すぎる面には向いてないかも…。
小道のバラ
手作りしたレンガの小道に植えたプリンセスヴェールやアンブリッジローズ。こちらもばっさりカット。
レンガの小道に沿って、春にはよく咲いてくれます。
アンブリッジローズの色合いもとても好きですね。
ニュードーン
続いて、玄関のニュードーン。毎年、玄関ポーチを覆うように誘引していますよ。
バラの最後の時期に、玄関を彩ってくれます。花持ちはイマイチですが、よく伸びよく花を咲かせてくれます。
つるアイスバーグのアーチ
ニュードーンの隣にあるアイスバーグのアーチ。
アイスバーグは雪が降り積もったように美しいバラですね。白バラの定番でもあります。
アーチだけでは収まらないほどで、玄関ポーチやフェンスにも誘引しています。
もともと500円で新苗で買ったバラですが、丈夫で本当によく成長してくれました。
玄関花壇のバラ
フロントガーデンに作った花壇のバラたち。
レッドレオナルドダヴィンチ、ホームアンドガーデン、マリアテレジア、クロードモネなんかがありますよ。
シュラブローズは少し長めに剪定して、短めのつるのように扱っています。
ブルーフォーユーやホームアンドガーデンはフェンスに這わせてあります。
マリアテレジアも花付き抜群で、シュラブなので後ろ側まで結構伸びます。
クロードモネやレッドレオナルドダヴィンチは、木立ちですがとても大きく成長しています。
レイニーブルー
こちらはレイニーブルー。
枯れてはいないのですが、なかなか成長せず…。今年は少し枝が伸びました。
レイニーブルーは形も色もとてもかわいいですね。
紫系のバラは気難しいところがありますが、これからの成長に期待。
トレリスを覆うほど咲いてほしいものです…。
鉢植えのバラ
最後に、たくさんの鉢植えのバラたちの剪定後。
少なくとも2年に一度ほどは、鉢増しや用土替えをしています。
シュシュ、ペルディータ、ブラッシングアイスバーグ、ブルームーンストーン、グレーパール、ビエドゥーがどがあります。
強剪定するのは勇気がいりますが、春にはどれもたくさん咲いてくれますよ。
ただし、性質が弱いバラは、2/3ぐらいと少し浅めに剪定した方が良いかと思います。
まとめ
冬の寒い時期に行う剪定、誘引、植え替え作業はとても大変ですが、しっかりお手入れをした分、春にはきっとたくさんの花を楽しめることでしょう。
春が待ち遠しいですね!