100円ショップでも買うことができるすのこは、家具作りや雑貨作りなど、DIYで幅広く活用できるアイテムですね。そんな万能なすのこを使って、味気ない鉢に面白みが生まれる鉢カバーを作りました。鉢に沿ってくるっと曲がります。
以前作ったフェンス
実は今回の鉢カバーを作るより前に、セリアのすのこを使ってフェンスをDIYしました。
小さめフェンスだったので置き場にも困らず、シャビー風のデザインで、鮮やかなバラや草花ともよく合っていたので気に入っていたのですが――。
強風が吹いた日に、見事にバラバラになってしまったのです……。もともと100円ショップのものだからか接着面が外れやすく、何度か外れて接着し直していたものの、今回の風で完全に破壊されてしまいました。がっくし。
まあ、ピンチはチャンスと捉え前向きに、新しいDIYにチャレンジしていきたいと思います。
では早速この壊れたフェンスを使って、新たに鉢カバーを作りしょう。レッツリメイク!
1. 分解
風に破壊されてボロボロになっているけれど、ところどころに板を繋ぐケタ板が残っているのでそれを取り除きます。使うのは表面の縦に長い板だけ。
マイナスドライバーを挿し込んだりペンチで引っ張ったり力を加えれば、それほど接着は強くないので取り除くことができました。
セリアのすのこ2枚分で板10枚に分解。先端はフェンスを作った時に三角に切っておいたので、この部分はそのまま残します。
2. 半分にカット
使っているすのこが45cmで鉢カバーにしては長過ぎるので、半分にカットして使うことに。これで全部で20枚になりました。
長さは合わせても整然として良いでしょうけど、あえてバラバラにすることで面白いものになりますよ。フェンスの時にランダムに高さを変えて作っていたので、その名残で今回もそのようなものになります。
3. やすりがけ → 塗装
カットした部分はサンドペーパーを使ってやすりがけします。
今回は既に塗装がしてある状態ですが、ケタ板を取った部分や切った断面は塗装がされていないので、無塗装のところを同じ色で塗装しました。水性ペンキの白を使用。
4. 針金をタッカーで留める
全ての板を横一列に並べ、針金とタッカーを用意。板と板をピッタリとくっつけてずれないように針金を乗せ、上からタッカーでカチャッカチャッと留めていきます。
私は家に細めの針金しかなく不安だったので2重にして使っていますけれど、しっかりと固定できれば一本でも大丈夫だと思います。
端から端の板まで針金を繋げて留めました。針金の厚み分タッカーの針が浮いてしまうところがあったので、その部分はハンマーで叩いて奥まで押し込みました。
端っこになる部分は針金を折り返しておくと抜けてしまう心配もありません。錆び防止で、針金を白で塗装しておきました。
5. 下にも針金を留める
同じようにすのこの下の方にも針金を通し、タッカーで留めていきます。2ヶ所で留めておいた方が作りがしっかりしますよ。
6. 留め金具の取り付け
これで蛇腹のように畳んだり丸めたり曲げたりすることが可能になったわけですが、このままだと端と端とをくっつけることができません。鉢カバーとして使うには困るので、セリアの留め金具を取り付けて留められるようにしました。
7. 完成!
鉢にくるりと巻いて金具を留めれば鉢カバーのできあがりです!どこにでもあるような普通のテラコッタが、ピケットフェンス風の鉢に変身!高さがちぐはぐなのも動きがあって気に入っています。
フェンスが壊れた時はどうしようかと思ったけれど、なんとかここまでリメイクできて良かったです…。
今回は小さな鉢用のカバーを作っていますが、木材(すのこ)の長さや本数を変えれば、あらゆる鉢に対応したカバーを作ることができますね。
使い方いろいろ!
囲うことはもちろんのこと、好きなように動かせるので、カーブに沿ってフェンスとして置いたり、曲線を仕切るのに使ったり、いろんな用途で使えるアイテムですよ。
端材などがあれば格安で作れますし、とても簡単。庭のアクセントに作ってみてはいかがでしょう!
関連商品
- すのこ
- 針金
- タッカー
- 水性ペンキ 白
- 留め金具