お店で売っているようなおしゃれなモルタル製の雑貨も、実は自分で作ることができます。プラスチックのような安っぽさもく、木材より長持ちするので使い勝手もいいですね。今回は、私が今までに作ったモルタル雑貨をご紹介したいと思います。
インスタントセメントとは
そもそもモルタルと言うのは、砂・セメント・水を配合して作ったもののこと。(ちなみにこれに砂利をプラスすると、コンクリートになります。)
本来、自分で使う分だけ計算してそれぞれの材料を測り、それを配合して作らなければならないのですが、これが意外とめんどくさかったりします。
そこでその手間を省いたものがインスタントセメント。
こちらは既にセメントと砂が配合された商品になるので、そこに水を足して混ぜるだけで簡単にモルタルが作れるようになっています。
たくさん使う場合は割高になってしまうのですけど、雑貨など少しだけ使いたい時はこれが本当に便利で、私がモルタル雑貨を作ったりする時は、いつもこの商品を使っていますよ。頼りまくりです……。
容量は小さいけれど、100円ショップでも買うことができます。
このインスタントセメントを使って、今までいろんなモルタル雑貨やエクステリアを作ってきたので、それらを以下にまとめました。
詳しい作り方はそれぞれの項目の下にリンクを貼っておきますので、ご興味のある記事がありましたらそちらもぜひご覧ください。
セメント鉢
こちらのクールな植木鉢は、使い捨ての発泡スチロールの容器にモルタルを流し込んで、一から作ったものです。
植物を植える部分は空洞にするために、空のペットボトルを挿し込んで型を取りました。
流し込んで作るだけなのでとても簡単なのですけど、インダストリアルなインテリアにも合いそうなかっこいい植木鉢になるので気に入っています。
着色したり転写シールを貼ったりして、自分なりにアレンジするのも楽しいですね。
モルタルブック
発泡スチロールの板を、本の形にデザインしてカット。多肉植物を植える部分はあらかじめくり抜いておきます。
そこに白色のインスタントセメントで作ったモルタルを、ペタペタと塗って形を作っていきます。
モルタルが固まったら、絵や文字を入れて完成!
まるでおとぎの世界から飛び出してきたようなかわいいガーデン雑貨も、コツさえ覚えれば簡単に作ることができますよ。
一つ飾れば、ファンタジーな庭になること間違いなし!
ブーツ型プランター
こちらは、使わなくなった本物の長靴を使って作ったモルタル雑貨です。
ビニール製の長靴はモルタルが剥がれやすく、出来上がってからもポタポタとモルタルが落ちてしまい、何度もやり直しとても苦労したのを覚えています。
最終的に、モルタル接着増強剤を塗装してからモルタルを分厚く塗って、モルタルが剥がれるのを回避することができました。
現在は、垂れ下がるような植物をブーツの中に入れ、プランターとして飾っていますよ。
モルタルミニハウス
庭に置く小さなオブジェが欲しくて作ってみた雑貨です。
土台にはフローラルフォーム(オアシス)を使い、それを家の形にカットしてモルタルを塗っていきました。
素人ながら家の形にはなったものの、繊細な屋根の瓦や窓などは、なかなか難しくてちょっと歪な部分もたくさんあります……。
これは訓練あるのみですね。次作る時はもっと細かな部分にもこだわって作ってみたいと思います。
ローマ調花台
発泡スチロールを組み合わせ、西洋風な花台をモルタルで作りました。
本当はもう少しゴージャスな柄にしたかったんですが、モルタルで柄を作るのは難しいので、セリアのドアオブジェを貼り付けて花台の模様にしてあります。
重そうに見えますけど、土台が発泡スチロールなので、とても軽くて移動もラクラクなんですよ。
この写真の後にもう一つ、今度は背が低いタイプのものも手作りしました。
レンガの花台
レンガを数個積んだだけですが、モルタルで固めれば、素敵な花台ができあがります。
少々重いのが難点ですけど、レンガは少し使ってあるだけでとてもおしゃれな庭に見えるので、アクセントに良いのではないでしょうか。
もちろんここで使ったのもインスタントセメント。
これぐらいのものを作るのであれば、一からモルタルを作るよりも、インスタントセメントを使った方が安くて手っ取り早くできますよ。
白色のインスタントセメントもあり、そちらを使ったものもいくつか作りました。
簡単にできるのでおすすめです。
ブロック塀を南欧風塗装
ガーデン雑貨ではありませんが、我が家の駐車場のブロック塀もモルタルで真っ白に塗装しました。
意外と範囲が広かったので大変でしたが、ブロック塀をペンキで塗るだけよりも明るく暖かくなった気がします。
プロの左官屋さんのように均一に滑らかに塗ることはできずまだらになってしまったけれど、それもご愛嬌と言うことで……。
駐車場にも少し鉢植えを置いているので、バックが白い方が植物も映えますね。
まとめ
100円ショップでも手軽にインスタントセメントが買えることもあり、気軽にモルタル雑貨作りに挑戦できます。
私もいろいろ作ってきましたが、今度はチェリーガーデンのロゴプレートでも作ろうかなあ、なんて思っていますよ。
モルタルを使う時の注意点としては、モルタルは強アルカリ性のため、素手で作業すると手が荒れてしまいます。
私は肌が弱いので、2枚ゴム手袋を重ねても荒れてしまったことがあります……。
なので、モルタルを使う際は、しっかりとした分厚い手袋を使って作業してくださいね!
YouTube
今までにインスタントモルタルで作ったガーデン雑貨について、YouTubeでもご紹介しています。使っている様子なども動画でまとめていますので、ぜひご覧下さい。