しおりやカード、メニュー表などによく使われるラミネート。水滴や汚れから紙を守る便利な加工方法ですが、専用の機械が必要で諦めている人もいると思います。そこで今回は、機械がなくてもアイロンで代用できる、ラミネート方法をご紹介したいと思います。
ラミネートフィルムとアイロンを用意
ラミネートするにあたり、必ず必要なのがラミネートフィルム。これは100円ショップでも購入することができます。A4を始め、いろんなサイズがありますよ。
そして本来は、ラミネートは熱をかけて圧着させるため、専用のラミネーターと言う機械が必要になります。
よく使うお店や会社なんかは持っていても良いと思いますが、家で少し使うだけなら買うのももったいない気がしますよね。
そこで、同じように熱をかけることができるアイロンを使うことで、ラミネーターの代わりとして使うことができるのです。
アイロンとアイロン台も必要になるので、用意しておいてください。
1. 必要なサイズにカット
今回A4のラミネートフィルムを購入しましたが、好きなサイズにカットして使うこともできます。
中に挟む紙が少し小さめだったので、紙のサイズに合わせてラミネートフィルムをカットしました。
この時、紙とピッタリ同じサイズではなく、紙より一回り大きくなるようにカットしてくださいね。
2. 紙などを挟む
ラミネートフィルムの間に、パウチしたい紙などを挟みます。私は押し花をラミネートしたかったので、紙と一緒に押し花も挟みました。
あまり分厚いものは無理ですが、少し厚みがある程度ならラミネート可能です。
この時、埃やゴミなどが入ると一緒にラミネートされてしまうので、余分なものが入らないよう注意が必要です。
3. ラミネートフィルムを閉じる
静電気でフィルムにくっついて中のものがずれたりするので、押し花など細かいものを挟む時は特に、ずれないように注意しながらラミネートフィルムを閉じます。
4. クッキングシートを乗せる
クッキングシート、もしくはハンカチなどの当て布をします。
一度ハンカチを使ってやってみたら、布で隠れてラミネートフィルムが見えずにアイロンがかけづらかったので、透けて見えるクッキングシートの方がおすすめです。
5. アイロンをかける
アイロンは高温だと温度が高過ぎるので、低温設定にして温めておきます。高過ぎるとフィルムが溶けてしまう可能性があります。
アイロンの低温が100℃前後で、これがちょうどラミネーターと同等の温度になるので、必ず低温にして始めてくださいね。
これでもしラミネートできなければ、少し温度を上げて試してみると良いと思います。
ラミネートは気泡が入りやすいので、端に向かって空気を抜くようにアイロンがけすると、気泡が入りにくくなりますよ。
6. ラミネート完了
ラミネーターを使うよりはどうしても気泡が入りやすいですが、アイロンだけで簡単にラミネートすることができました。
中の押し花もしっかりとラミネートでき、落ちてくる心配もありません。
何十枚、何百枚もアイロンでラミネートするのは大変だと思いますが、少し使うだけならこの方法で問題ありませんね。
ラミネートを使ってDIY!
普段あまりラミネートをすることはないかもしれないけれど、ちょっとしたDIYをするにも何かと便利なラミネート。
以前押し花を使ったアンティークなしおりを手作りしました。
私はラミネーターを持っていないので、もちろんこれもアイロンでラミネート加工しましたよ。
ラミネートフィルムは100円ショップで手軽に購入できるので、使ってみるとDIYの幅も広がるかもしれませんね。
ダイソーの手貼りラミネートフィルム
ちなみに、アイロンすらいらない手貼りラミネートフィルムと言うものもダイソーで販売されていました。
こちらはシールのようになっていて、貼り合わせるだけなので熱も何もいらない画期的なアイテムです。
こちらの使い方については、また今度、ご紹介したいと思います。
関連商品
- ラミネートフィルム
- アイロン
- アイロン台
- クッキングシート