初めてハーバリウムを目にした時、オイルの中で植物が煌く姿に恍惚としたのを覚えています。今ではすっかり流行のハーバリウムは進化を続け、最近では日用品や雑貨に取り入れるのも人気になりました。今回は、ハーバリウムでオリジナルメイクブラシを作ってみました。
セリアのクラフト用オリジナルメイクブラシ
以前、セリアのオリジナルボールペンが作れる材料を使い、ハーバリウムボールペンを作りました。作り方はその時とほぼ同じで、ボールペンかブラシかの違いくらい。花を入れる透明容器がとても細いので、小さな花材が必要となります。
1. ブラシを分解
まずはブラシを分解。と言ってもキャップを外して中栓を取るだけ。中栓は絶対必要となってくるので、作業時なくならないように注意しましょうね!
2. 水漏れチェック
花を入れていく前に、1度オイルが漏れてこないかのチェックをしなければなりません。実際にオイル(水でもOK)を入れてみて、中栓とキャップをしめ、逆さまにしたり振ってみたりしながら、どこからも漏れないか確認します。
出来上がった後に漏れていて使えないとなれば、せっかく作ったのにもったいないですからね。
3. ドライフラワーの配置決め
中に入れるドライフラワーを用意し、透明部分に合うように花材を並べてみます。セリアで販売されているクラフト用のメイクブラシはアイシャドウを塗るような細いものしかないので(2019年現在)、本当に小さなものだけを選んでください。
4. 花を3分の1程度まで入れる
瓶で作るハーバリウムであれば細長いピンセットを使うことが多いけれど、このような極細のものにはピンセットは使えません。もちろん指も入らず。ですので竹串などで1つずつ奥まで挿し込んでいきます。
1度に上まで作ってしまうと配置や形が壊れやすいので、細長いものの場合は3等分ほどに分けて作ると作りやすいですよ。竹串を使い、下3分の1程度までドライフラワーを入れました。
5. 花を入れたところまでオイルを入れる
次に、花を入れた部分までオイルを入れます。通常のハーバリウムを作る場合は、ペットボトルに取り付けて使う水差しでオイルを流し込んでいるのですが、このような形にはスポイトがお薦め。中の壁をつたわせるようにそっとオイルを入れましょう。
花とオイルを入れた状態
このようにドライフラワーとハーバリウムオイルを少量ずつ交互に入れて作っていきます。
花が横幅の隙間なしでぎっちりと入っていると、オイルを入れた時に花でつかえてオイルが下まで行かないので、透明ケースよりも小さめで余裕があるものを使った方が良いでしょう。
6. 同じように上まで花とオイルを入れる
下の段を作った時と同じようにドライフラワーとオイルを入れて3分の2まで作り、また同じように最後の段を作って上までいっぱいにします。
7. 中栓をしめて接着
オイルが入ったら中栓をしめますが、この作業の時が1番空気が入りやすいのでご注意を!オイルが少しでも少ないと空気が入ってしまうので、中栓をした時に溢れるほどギリギリまでオイルを入れておきます。
そして上から中栓を押さえ込み、栓が外れて漏れてしまわないようにフチを接着剤などで完全に固定します。
8. ウェットティッシュで拭き取る
オイルを使っている上に中栓をした時にだいぶ垂れてしまっていると思うので、キャップをしめた後に最後はウェットティッシュなどでしっかりと拭き取りましょう!
10. 完成!
ハーバリウムを作ったことある方なら要領はほとんど同じなので、どなたでも自分好みのメイクブラシを作ることができますよ。
また、ハーバリウムにこだわらなくても、アクリルストーンやパール等のパーツを入れるだけでもオリジナルのものを作れます。この細長い透明ケースには可能性が詰まっているのです…。
全ての日用品をハーバリウムに変えたい!
いつも何かに追われているように慌しく、生き急ぎ、メイクする時間ももったいないと思ってしまうほどせっかちな私だけど、このブラシがあれば少しは楽しみながらお化粧できるかもしれませんね。
以前作り過ぎたハーバリウムボールペンも気に入っており、毎日愛用しています。他にも日常で使うあらゆるものをハーバリウムに変えたい!そうすればきっと今より心に余裕ができる、そんな気がするのでした。
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