2018年から本格的に我が家の「チェリーガーデン」の庭づくりを始めて2年。2020年も地道にコツコツとDIYでの庭づくりを進行してきました。この記事では、今年作ったもの、進んだ庭づくり計画などをまとめているので、写真でご紹介します。
チェリーガーデン制作記
もともと庭のスペースは割とあったのですが、庭の縁に少し花を植え、鉢植えをいくつか置き、棚の上にちょこっと小物を並べるぐらいの質素な庭でした。広々とはしていましたが、花や緑が少ないので殺伐としている雰囲気でした。雑誌に出てくるようなナチュラルガーデンやローズガーデンにはほど遠かったです。
私が仕事が忙しくて以前は庭のことにあまり触れなかったのですが、仕事を辞めて少し時間ができたので、2年前にいよいよ念願の庭づくりを開始することに。もちろんお金はかけずに全てDIYで。
DIYやガーデニングは全くの初心者でしたが、初心者なりに本を読みあさりネットを見て勉強し、時には失敗を重ねて、自分で決めた目標に向かって毎日勇往邁進しています。そんな情熱をかけて作った作品たちを、今回ぜひご覧下さい。
玄関横のパーゴラ&フェンス付きウッドデッキ
今年作ったものの中で、1番大きくて苦労したエクステリアがパーゴラ&フェンス付きウッドデッキです。設計図を起こすところから設置完了するまで、約1ヶ月ほどかけて作りました。
もともとは玄関横の何もないスペースで雑貨などを置いて飾っていたのですが、赤毛のアンのグリーンゲイブルズに憧れ、外国の家にあるようなウッドデッキを制作することに。ウッドデッキのある家は長年の私の夢でもありました。
横幅1m80cm、縦幅1m10cmほどの大きさのもので、ウッドデッキ → パーゴラ → フェンスの順で作っていきました。もちろん掃き出し窓から出て、部屋の延長としても寛ぎの場所とも使える実用的なもの。時には布団なども干しています。
脚立などを使って女性の私ほぼ1人で作っているので、パーゴラの高いところの作業は特に大変でした。思い返してもどうしてできたのか…もう2度とやりたくないですね……。
とは言え、思い描いていたものがそのまま現実になって、今ではとても気に入っています。エクステリアは業者さんに頼むと高額なので、サイズも色もデザインも理想のものがかなり安価で作れて大満足。その分苦労はしていますが。
現在は左右の柱からつるバラを這わせてありだんだん伸びてきているので、パーゴラを覆うほどに成長して花を咲かせてくれるのが今から楽しみです!
つるバラ用パーゴラ
庭の縁にレンガブロックを作った花壇が作ってあり、バラなどを多く植えています。ここにつるバラがあるのですが、今まではトレリスやワイヤーを通して簡単に誘引していました。
そのつるバラがだんだん伸びてきたのと、もっとつるバラを増やしたかったため、この花壇の上にパーゴラを作ることにしました。パーゴラはエクステリアの定番ですけど、やはりある方が断然おしゃれな庭に見えますね。
玄関横のパーゴラとは違い、こちらは古びたシャビーな雰囲気のパーゴラにしたかったので、重ね塗りして塗装が剥がれたり汚れたりした感じに色を塗りアンティーク感を出しました。古くなったアイアンの飾りがあったので、そちらにもよく合う塗装にしましたよ。
全体の塗装に使ったのはミルクペイントのアザーブルー。少しくすんだ柔らかいブルーで、ナチュラルガーデンに似合う色合いです。
庭の邪魔にならないほどの細めのパーゴラですが、なかった時よりも庭に立体感が生まれました。つるバラが伸びて上にも花を咲かせたら、自然と目線も上に行き、もっと立体的な庭になることでしょう。
ウッドデッキやフェンスが付いたパーゴラは少し手間がかかるけれど、パーゴラだけであればそれほど難しいものではありません。形もシンプルなので、意外とちゃちゃっと作れるエクステリアですよ。
私はブドウの果樹園をやるのが夢なので、いつかブドウのパーゴラも作りたいなあ……なーんて。
つつじ伐根
我が家を建てた時に一緒に植えられた玄関アプローチのつつじ。樹齢35年ほどのもので、最近は花付きも悪く、放っておいたためモサモサのおばけつつじになって困っていました。玄関で目立つところなのにみっともない、このスペースももったいない――。
知り合いの業者さんにつつじ撤去の見積もりを出してもらったところ「5万円」と言われたため、そんなお金ないわ!と言うことで、しょうがなく自力で抜根することにしました。
つつじは根が浅いため、専門工具を使わずシャベルや鍬だけで抜くことは可能で、なんとか17本全てのつつじを女の私1人で抜くことに成功しました。だけど1本抜くのに2~3時間はかかるので、全部抜くのに何週間もかかったけれど…。
最後の方は執念で、とにかくやり遂げたい一心で、腰を痛めながら頑張ったのを覚えています。おかげで何もなくなりこちらを花壇に変えることができました。
花壇作り
つつじを抜いてみると思ったよりスペースが広かったので、バラがメインの花壇に作り変えることにしました。こんなにスペースがあるなら花をたくさん植えられるので、もっと早くに抜いて花壇にすれば良かったと少し後悔。
この花壇はタイルで作られており、流れがあるカーブが気に入っています。ですが後ろ側の途中でタイルが切れているため、そこから土がはみ出してしまうのです。
せっかくなので土を押さえるだけではなく、そこもおしゃれに壁にしたい。そう思い、その部分に階段のようにレンガを積み、土止め兼オブジェを作りました。アンティークなレンガがバラや花とよく合いますよ。
この花壇の土はツツジを抜いた後の土で、35年ほど経っているため、もうだいぶ土が痩せてしまっていました。
ツツジが植わっていたため酸性が強くなっているでしょうし、このまま使うと花が上手く育つかわからないので、1度リセットして良い土壌に変えなければなりません。
そこで登場するのが土のリサイクル材。これを混ぜるだけで有効微生物が根などから出る老廃物を分解し、土をふかふかにしてくれるんですよ。古い土の再生には欠かせない資材ですね。
リサイクル材を使ってから半年以上、バラを始め、今ではたくさんの花が元気に育っています。花だけではなく樹木や鉢植え、ハンギングなどもある花壇で、色とりどりでワクワクするような花壇を目指しています。道路沿いなので、道行く人が少しでも楽しめる花壇になると良いなと思いますね。
ガーデンベンチ
我が家には既にアイアン製のテーブルとベンチセットがあったのだけど、どうしても木製のベンチも欲しく(というか作ってみたく)、2×4材のみで作ってみました。
ローザンベリー多和田に遊びに訪れた時に青いベンチがあってとても印象に残ったので、私の作ったベンチも青色で塗装。最初はブルーシートみたいで色が濃すぎたかなあと迷ったものの、庭の中でもインパクトがあって一際目立っているのでまあ良いだろうと言うことにしました。
2×4材を使っているのでしっかりとしていて大人が2人座ってもびくともしません。私はバラの咲く季節など気候の良い日は、ここで横になってひなたぼっこしています。
この写真の時はまだ完成したばかりですけど、後に手すりにカーブをつけて曲線を付けました。「直線ばっかで重い感じでなんか変。ジグソーぐらい覚えたら?」と、庭に来た方に言われたもので。いや、あの、ジグソー使って作ったんだけ…………その通りですね、直しました。
ベンチは花台として飾ることもできるので、鉢植えが増えるビオラなどの季節は、たくさん花をベンチに並べて飾っています。色に飽きてきたら塗り直せば、また違う雰囲気で楽しめるかもしれませんね。
バラを10種類ほど増やす
私はバラが大好きで、昨年までは70本ほどのバラを育てていました。多ければ良いと言うものではないとは思いますが、その魅力に取り憑かれるとだんだんとコレクションしていきたくなるもので、現在は100本を目指して少しずつ増やしています。
チェリーガーデンではピンク系が多いので、ごちゃごちゃにならないよう同じような色味のバラを買うことが多く、バラの咲く季節にはパラダイスのような美しい庭になるよう目指しています。
岐阜県の大野町はバラ苗の生産が日本一で、安く苗を購入できるため、毎年大野町でたくさんの苗を購入します。今年もこちらに何度か足を運び、他の園芸店で買ったものも含め、10種類ほどバラを購入しましたよ。現在は全部で80本ほどあります。
フランソワ・ジュランビル、ジュリア、マリア・テレジア、クロード・モネなど、どれも可憐で美しく、全てお気に入りです。最近は主人も私の影響でバラを購入するようになりました。花の好きな男性もなかなか魅力的だと思います。
夢のようなバラ園を作るため、来年また増やしたいですね。花壇も増やして、いつかは完璧なバラ園を作るのが私の夢です。いや、追い求める限り完璧などないか……。
COZYガーデンの温室
我が家の1Fの庭は「チェリーガーデン」と名付けておりますが、実は2Fでベランダガーデンもやっており、こちらは主に主人が担当しており「COZYガーデン」と名付けています。
ここでは主人が育てているトマトやナス、アスパラなどの野菜を始め、バラや寄せ植えを数種類育てていますよ。(メロンを育てていた時はカブト虫が寄って来たので、捕まえて何ヶ月か育てたこともあります。)
野菜を育てていく上で虫食いがひどいと言うことだったので、開閉式の温室を手作りしました。
最初は小さなものを作ったのだけど野菜は結構背が高くなるものが多いので、冷蔵庫のような大きめの温室も作りました。
虫には食われなくなったもののどうしても風通しが悪くなってしまうので、次は風が通るように改良する予定です。冬は良いとしても夏はさすがに蒸してしまいますからね。
また、COZYガーデンではバラを10種類ぐらい鉢植えで育てているので、それを展示会のように並べて綺麗に飾りたいと思い、2段の花台も制作しましたよ。
写真を撮りながら記事にしようと思っていたら主人が勝手に進めてしまい、残念ながら記事にできなかった作品です…。泣きながら怒りました。
今年もありがとうございました!
2020年振り返ってみると、何もしていないようで意外といろんなものを作っていて自分でも驚きました。今年は新型コロナウィルスの影響もあって家にいる時間も余計多かったので、より色々できた気はします。1年ってあっという間だけど、色々しているんだなあと。
まだまだですけど、少しずつ、本当に一歩ずつですが、私が思う理想の庭に近づいている気がします。
長くなりましたが、いつも当ブログを読んでくださっている皆様、今年も本当にありがとうございました。来年も少しでも皆様の参考になるよう精進いたしますので、2021年もぜひよろしくお願いいたします。皆様と一緒に素敵な庭を作っていければ、と思います。