皆さんのお家に、履かなくなった長靴やレインブーツはありませんか?物置に眠っているものがあれば、それを使って、植木鉢としても使えるガーデンオブジェを作ることができますよ。モルタルを使い、ブーツ型プランターを手作りしてみました。
長靴リメイク!
20年ほど使っていた母の長靴。長い間どこも悪くならずに活躍していたのですが、最近新たに買い替え、ようやく役目を終えたようです。
母が捨てようとしていたので、それならばと、ネットでもよく見かけるモルタルブーツを作ることにしました。置いておくだけでも可愛いプランターです。
1. 長靴の汚れを落とす
随分汚れていたので最初は長靴の掃除ですね。汚れがあるとモルタルも上手くくっつかないので。ウェットテュッシュで拭いて汚れを落としました。
2. 底穴をあける
植木鉢として使う場合は、水を抜くための底穴をあけなければなりません。錐やカッターを駆使して固い靴底の部分に穴をあけましたが、下の方であればビニールの部分でも良いですね。靴底に穴をあけるのは正直大変でした……。
3. 内側を切り取る
今回作るモルタルブーツは、両足をくっつけて1つのオブジェになるように作ります。植物を植える部分をできるだけ大きくしたかったためです。
そのために、両方の内側部分を真ん中ほどまでくり抜きました。これでくっつけた時に、少し大きめの苗も植えることができるでしょう。
4. 接着剤でくっつける
ビニール用の接着剤を使い、内側どうしをくっつけて固定します。たっぷりと接着剤を付け、完全に乾くまで1日時間を置きました。
専用の接着剤を使っているためしっかりとくっつきましたよ。両足が1つに合体した形のできあがり!
5. モルタル接着増強剤
ここからモルタルを塗っていくので、そのための準備としてシーラーを塗ります。使ったのはトーヨーマテランのモルタル接着増強剤。
長靴はビニール製で特にモルタルが付きにくいため、接着増強剤を塗っておかないとポロポロと剥がれて作業が困難になると思います。
6. モルタルを塗る
乾いたら長靴にモルタルを塗っていきます。今回のように小さな雑貨などを作る場合はモルタルは少量で良いので、インスタントモルタルが便利ですよ。
接着増強剤のおかげで、剥がれることなくモルタルが乗ってくれますね。見えなくなる底面以外全ての面に塗り進めます。
7. 全面に塗る
モルタルを全体に塗った様子です。全面を覆うように塗りました。後から分かったことですが、素材がビニールのためモルタルが乾いて出来上がっても剥がれやすかったので、分厚めに塗っておいた方が良いです。1度パリパリと剥がれてしまい、かなり分厚くしてやり直しました。
8. 飾りを付ける
よりリアルなブーツに見えるように装飾します。モルタルで結んだくつ紐を作ってみました。お好みで、文字を入れてみたりプレートを付けてみたり、オリジナリティーを出してみてはいかがでしょうか。
9. 着色
水性塗料の白色で着色しました。そのままモルタルの色でも味があって良いと思います。
10. 完成!
モルタルが乾くまで1日ほど置き、固まったらできあがりです!20年使った古びた長靴とは思えない、立派なガーデンオブジェへと変身しました!植木鉢としても良いですが、何も植えずに置いてあるだけでも、絵本から出てきたような世界観があります。
修正しました
花を植えようとしたところ、一部モルタルが割れて剥がれてしまいました。長靴はペラペラの上ビニールなので特に剥がれやすく、塗ってあるモルタルが薄いともろくなります。できるだけ分厚く塗ることで強度が上がります。
モルタルは水にも強いため、庭に飾る雑貨作りにも向いています。1つ置いてあるだけでも、遊び心のある庭に変わりますよ!
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