ダイソーで見つけたアンティークな花柄のプラスチック鉢。柄や形は素敵なのですが、素材がプラスチックでどうも庭に合いません。と言うことで、アンティークな柄に合う、西洋風な陶器鉢のような塗装でリメイクしてみましたよ。
ダイソーのプラスチック鉢
こちらの8号サイズのプラスチック鉢。お値段は110円と激安です。
浮き出した花柄模様が施されており、形と相まって、とてもおしゃれでアンティーク調の作りですね。
大きくて使いやすい植木鉢ですけど、どうしても素材がプラスチックなので安っぽさがあり、このまま置くと庭で浮いてしまうので塗装することにしました。
1. サンドペーパーで荒らす
プラスチックに塗装する時は、必ず下地をしっかり作らなければなりません。なぜなら、プラスチックは塗料をはじいてしまうからです。
たとえ塗料が乗ったとしても、下地を作っておかないと剥がれやすくなってしまうので、まずは下地作りからスタート。
塗料を乗りやすくするために、粗目のサンドペーパーで全体を荒らします。
2. ミッチャクロンを吹く
更に塗料を素材に密着させやすくするために、プライマーを塗装します。使いやすいのはミッチャクロンですね。
スプレータイプのものと塗るタイプのものがあるので、お好きな方で良いかと思います。
今回は、手軽に使えるスプレーのミッチャクロンを吹いておきました。
3. 下地にブロンズを塗る
アンティークな深みのある塗装にしたいので、何色か重ねてのっぺりしないようにしたいと思います。
下地に塗るのは、ブロンズにゴールドの水性塗料を少し混ぜて作った金属のような色。
植木鉢全体に塗ったら、これだけで高級なアイアンっぽい見た目になりましたよ。
4. 青錆びを入れる
緑青と言う、銅が酸化した時にできる青錆びを入れて、古びた感じを表現します。
ここで使ったのは、ミルクペイントのインディアンターコイズプルー。
本当はもう少し緑よりの色が良かったかもですけど、この色が家にあって使えそうだったので使ってみました。
できるだけ自然に緑青が入るよう、色を乗せて指でこすったり、付けすぎた部分は拭き取ったりしながら、模様やふちを中心に入れていきます。
5. 上から白を重ねる
このままでも銅製の高見え植木鉢と言う感じで良かったのですが、庭はナチュラルテイストで、高級なクラシカルアンティークは合いませんので、この上から白を重ねていきます。
筆でサーッと塗ると筆跡が残って不自然だったので、スポンジでポンポン叩いたりして、色を重ねていく感じで塗装しました。
きれいに塗ってしまうのではなく、下地に塗ったブロンズや青錆びがところどころ残るように塗ります。
6. 修正
下地を残すことで、年季が入って塗装が剥がれたようにしたいので、塗り過ぎてしまったところはもう一度上からブロンズやブルーで塗装し直します。
塩梅を見ながら何度も何度も色を重ね、好みのシャビー具合になるまで直しましたよ。
7. 完成
さあ、塗料が乾いたらいよいよ完成です!
シンプルな茶色だったプラスチック鉢が、かわいい花柄に合うアンティークな色合いに変化しました。
塗る前は心配だった緑青が意外と生きていて、錆が入ることで一気にアンティーク感が増しますね。
色を重ねたことで、鉢に重みも生まれました。
リメイクして楽しもう!
100均植木鉢は安くて使えるものが多いですけど、素材がちょっと安っぽい……と言うものもよくあります。(安いので贅沢は言えませんが…。)
そんな時は、色を塗るだけでも雰囲気が変わり、一味違う植木鉢になるかもしれませんよ。
いろんなリメイクの方法があるので、自分流にいろいろ試してみるのも、きっと楽しいことでしょう。
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