初めて出会った時からずっと欲しかったバラ、夜来香(イエライシャン)。とても香りが良く、出会った瞬間からその香りの虜になりました。ようやく念願叶い、今年ついに購入することができました。
夜来香(イエライシャン)って?
夜来香(イエライシャン)は、バラの苗の生産量日本一を誇る岐阜県大野町のバラ育種家、青木宏達さんによって作り出された品種です。
2013年には「第6回 国際香りのばら新品種コンクール」で金賞を受賞しました。国土交通大臣賞、新潟県知事賞も獲得し、3冠を達成したお墨付きのバラなのです。
大野町バラ公園にて購入
私が購入したのは、大野町にあるバラ公園。ホームセンターや園芸店ではなかなか売っていないのでずっと探していたのですけど、バラ公園に土日に店を出している時があると聞き、早速向かいました。そして見つけた青木さん、夜来香……!
2週連続で店を出すことはあまりないらしいけれど、たまたまその日は連続で店を出されており、なんとか購入することができました。
残り5株ぐらいで今年はこれで終わりだとおっしゃってました。ああ…なんと運命的な。青木さんにもお会いできましたし、ただただありがとうございました!
夜来香の見た目
夜来香は所謂青系のバラで、色は淡い紫の美しい藤色。青系のバラは可愛さや派手さと言うよりも、上品で洗練された雰囲気があります。シックな感じがたまりません。
花は丸弁で10cmほどの中輪、樹高は1.2mほどまで成長します。四季咲きなので気候が合う時期は年中花を咲かせますよ。トゲが少ないのでお手入れがしやすいのも特徴。
丈夫で育てやすい品種
青バラは弱いと言われることが多いですが、夜来香は耐病性にも優れて丈夫なため、初めての方でも育てやすいと思います。
シュート(新しい若い枝)がよく出るので、樹勢が強くたくさんの花を咲かせます。生育力にも優れていますよ。
夜来香の香り
そして夜来香の最大の特徴と言えば、やはり香りです。香り抜きでは夜来香を語れないほど、強香で人々を魅了します。私は初めて香りを嗅いだ時、なんと良い香りなんだと感動してしまいました。
青系のバラはどれも、ダマスク(バラらしい香り)とティー(紅茶のような香り)を混ぜたような上品でシャープな香りを持っています。
夜来香も青系なので同じなのですが、そこに柑橘系のベルガモットの香りとフルーティーさをミックスしたような香りがします。
すっきりとした爽やかさの中に甘さもあり、明るく洗練されとても心地よい香りなんですよ。さすが、三冠を取っただけありますね。
地植え(庭植え)がお勧め!
鉢植えでも育てられるバラですが、お勧めは地植えです。とても花付きが良いので地植えにすると、大きく育ってすごくたくさんの花を付けてくれるよと、青木さんに教えて頂きました。
新苗を買うと花が終わるまでは触ってはいけないことが多いけれど、今回は新苗ではないためすぐに植え替えて良いと言われたので、早速庭に植えてやろうと思っています。
まとめ
思っていれば願いは叶う!欲しかったバラを買うことができてとても満足しています。あとは大きく元気に成長してくれることをただ祈るだけ。来年からがとても楽しみだ!
終わってしまうのがもったいないので、香りをポプリなどにして保存しておいても良いかもしれませんね。