母から庭の花を置くための台が欲しいと要望があったので、庭の雰囲気に似合うよう、フレンチカントリー風な机(花台)をDIYしました。アンティーク調で花との相性も良く気に入っています。室内用の家具としても使えますよ。
端材を使って作る
ウッドデッキやパーゴラ、ベンチなど、エクステリアやガーデン雑貨を今までたくさん作ってきたため端材がたくさんありました。今回の机はそんな端材を活用したDIYです。ほとんど端材を使って作ったため、掛かった費用は500円ほど(塗料代は含みません)。
端材は増えると置き場にも困るので、新たに物を作る時、端材の材料でできるサイズのもの、デザインを考えてみると良いですね。
1. 木材カット
脚には2×4材を4本、天板と天板の下に来る幕板はそれぞれ1×4材を使用しています。
それらを使うサイズにカット。幕板は天板より内側に来るので、天板のサイズより少し小さめにしてあります。
2. やすりがけ
サンドペーパーを使ってやすりがけ。特に切った断面はバリが出て怪我をしてしまうこともあるので、念入りにやすりがけを。電動サンダーがあると便利ですね。
3. 下穴をあける
薄い木材、柔らかい木材を使う場合や、木材の端の方にネジを打つ場合は、そのままネジ打ちすると割れてしまうことが多々あります。
先に小さな穴をあけておくことによってそのリスクを軽減することができるので、ネジを打つ際はまずは下穴をあけておくと作業がしやすいですよ。
4. 飾り板作り
フレンチカントリーっぽく手前に来る幕板を飾り板にします。
2. 新聞紙を開いたら左右対象のデザインになるので、それを木材に貼り付けてペンでなぞって形を描き込みます。
3. ジグソーでカットしたら飾り板が完成。やすりがけして断面を美しく。
曲線や急カーブなどを切る場合は、専用のジグソーの刃があります。そういったものを使うとスムーズかも。残念ながら私は持っていなかったので、直線用のジグソーでいっぱいいっぱいになりながら必死に切り進めました……。
5. 幕板組み立て
4枚の幕板用の木材を、それぞれの木材同士をネジで止めて四角形の形を作ります。あらかじめボンドで貼り付けて仮止めしておくと、ネジ打ちもラクになりますね。
6. 脚取り付け
作った幕板の四角形の角4ヶ所に、2×4材の脚を取り付けます。脚の長さが数ミリでも違うとガタガタしてしまうので、水平な場所でチェックしながら脚を取り付けましょう。
本当は太めの角材を使った方がしっかりしますが、せっかく2×4材がいいサイズで4本残っていたのでこちらを使用しました。
7. 天板組み立て
90cmの1×4材を3枚繋ぎ合わせます。繋ぎの木材を端まで付けてしまうと天板の下に来る幕板と重なってしまうので、幕板の四角形の中に入る短い木材で繋ぎ合わせました。金具などを使ってもOK。
8. 天板取り付け
机をひっくり返し、中からL字の駒止め金物を使って天板を取り付け。見た目にも美しいダボ繋ぎで取り付けようかとも思ったのですが、駒止め金物も余っているものがあったので、てっとり早く金具で取り付けました。
天板の取り付け方法はいろいろあります。簡単に取り付けられる規制品の脚もありますし。用途に合った方法でどうぞ。
今回は花を乗せるための台なので、鉢が落ちてしまわないよう後ろ側に、落下防止の板を取り付けてあります。杉板で70円也。
9. 補強板取り付け
2×4材は細く地面との接地面が少ないため、脚が長いこともあってこのままだとグラグラしてしまいます。
なので脚から脚までの横材(貫)を付けて補強します。ない方が見た目はスッキリするけれど、屋外で使うもののため風で倒れてはいけないので頑丈なものを作らなければなりません。
10. 塗装
全体を水性ペンキで塗装。どこにでも合わせられるような淡い緑色で着色しましたよ。屋外で使う場合は無塗装だと早く劣化してしまうので、塗り忘れがないようしっかりと塗ります。
11. エイジング加工
ペンキが乾いてから、アンティークメディウムを使ってところどころ汚しを入れます。アンティークメディウムを水で溶いてあまり濃くなり過ぎないように気をつけて塗りました。自然に経年変化した感じで。
その上から水で溶いた白色のペンキで汚れも入れ、更にエイジング加工を施します。
12. 取っ手取り付け
引き出しまでは作ってないのですけど、引き出しがあるかのようなフェイクで、セリアの取っ手を2つ取り付けましたよ。アンティーク風でこんなに可愛い取っ手が100円とは驚きです!
鉄製のものなので、錆び止めスプレーなどを吹いておくと良いと思います。
13. 完成!
できあがりました!カットから組み立てまでは3時間程度、塗装を含めても半日ほどでできました。今回は細長いものを作りましたが、板の枚数を変えれば、同じ作り方で大きいものも作ることもできますよ。
花や雑貨を乗せて飾ってます!
背が高いので花を乗せると目立ちますし、何より机そのものが庭の中でも目立つ存在となりました。最初は庭の奥の目立たない場所に置く予定でしたが、母が気に入ってくれたようで、今では玄関アプローチの一番目立つ場所に置かれています。
関連商品
- 2×4材
- 1×4材
- 赤松
- 杉材
- 水性ペンキ
- アンティークメディウム
- 取っ手