なかなか外でのガーデニングができない寒い季節――。そんな時は、家の中で植物を楽しみませんか?大好きなヒヤシンスを、今年も水栽培で育てています。室内が甘い香りに満たされ幸せな気分。成長記録をまとめましたのでご覧下さいませ。
芽出し球根を使います
私が毎年水栽培に使っているのは、既に少し芽が出た状態の芽出し球根。
芽が出ていない普通の球根ですと、温度や場所の管理が難しく、なかなか根や芽が出てくれないことがあります。
なので、てっとり早く確実に育てるなら芽出し球根がおすすめですね。
既に芽が出た状態なので、あとは育つのを待つだけで、美しい花を室内で楽しめますよ。
準備
買ってきた球根をビニールポットから取り出し、土を落として根をきれいに洗います。
今回は芽出し球根の紫を2つ、白を2つ使います。
少しでも土が残っていると水が汚れてしまうので、時間をかけて丁寧に土を取り除きました。
多少根が取れてしまうのは仕方ないですが、できるだけ傷つけないように作業してくださいね。
ヒヤシンスは細く長い根も美しく、水の中で根が揺らぐ姿を見られるのも水栽培の醍醐味。
くびれのある瓶に水を入れ、球根を乗せます。
この時、根が出ていない球根の場合は球根の底を少し水に付けて育てなければなりませんが、根が出ている球根の場合は根だけを水に沈め、球根に水が付かないようにします。
球根が常に水に濡れた状態でいると、腐ってしまう可能性があるのでご注意を……。
根から水分を吸い上げるので、根が水に付いていれば大丈夫。
ちなみに、日光が少ないと花が咲かないこともあるので、室内でもできるだけ日当たりの良い場所に置くと良いでしょう。私は常時窓際で栽培しましたよ。
また、だんだんと水が減ってくると思うので、その都度足してあげます。
4日後
最初はあまり変わっていなかったので写真を撮りませんでしたけど、4日ほど経つと、にょきにょきと芽が成長しているのが分かります。最初と比べると2cmほど伸びていました。
中からはちらりと蕾も見えてきています。
10日後
4日目以降かなりゆっくりと成長しており、それから約一週間で、再び2cmほど伸びました。
あまり変わっていないようですが、4つとも全てのヒヤシンスの蕾が出てきて、ちゃんと成長しているのが分かります。
14日後
水栽培を初めてから2週間。蕾の一つが開花し始めました。
この頃になると成長速度にかなり違いがあり、紫2つは開花し始めたものの、白2つはまだ蕾が見えた程度です。
15日後
紫の一つはだいぶ花が咲き始め、もう一つも開花が始まった感じ。
白のヒヤシンスは相変わらずまだまだ……。
18日後
一つが満開になりました!見頃ですね。紫の小花がみっちりと集まり、とてもかわいいです。
見た目もそうですが香りも一番いい時期で、部屋に一歩入るだけで甘い香りが漂い癒されます。
そしてなかなか咲いてくれなかった白も、ようやく開花が始まりましたよ。
20日後
紫のヒヤシンスが2つとも満開になりました。
27日後
続いて白のヒヤシンスも、2つとも満開になりましたよ。紫とは少し形が違いましたが、白も清楚できれいですね。
植物のパワーを体験
芽出し球根を使えばとても簡単に、植物の成長を楽しむことができます。いやあ、生命の神秘ですね。
見た目にも香りにも癒されるヒヤシンスは、私にとって、寒い冬にはなくてはならない存在です。
関連商品
- ヒヤシンス芽出し球根
- ガラス瓶