美しいバラを生花で楽しんだ後は、ドライフラワーにしてインテリアなどで楽しむことをお勧めします。バラはドライフラワーにしやすい花で、自宅で簡単に作ることができますよ。本稿では、道具要らずな自然乾燥(ハンギング法)で作る方法をご紹介いたします。
ドライフラワーを作る方法
ドライフラワーを作るには、主に2種類の方法があります。
自然乾燥
1つ目は、今回ご紹介する自然乾燥で作る方法。とても簡単な方法で、吊るして時間を置いて乾燥させるだけ。
メリットは、手間がかからず簡単にできるのと、茎の部分から長く作れるので、切り花などをそのままドライフラワーにすることができると言うことです。
ただし、色や形がそのまま残りにくいと言うデメリットもあります。
シリカゲル
2つ目は、シリカゲル(乾燥剤)を使って作る方法。食品用のものもありますが、ドライフラワー専用のものを使います。
メリットは、生花の美しい色や形に近い状態で残すことができること。
デメリットは、シリカゲルに花を埋めて作るので、長い茎をそのまま入れるのは向いておらず、花の部分だけのドライフラワーになってしまうことです。
どちらの作り方も一長一短あるので、飾り方や好みに合わせてお好きな作り方でお作りください。では、自然乾燥で作るドライフラワーの作り方です。
1. バラの花をカット
バラの花をカットします。庭に咲いているバラ、花束でもらったバラなど、どんなバラでも作ることができます。
花は開き切ったものよりも、咲き始めて間もなくの方が、ドライフラワーになった時に花弁が取れにくいですよ。茎も長めに残しておくと、出来上がってから壁や天井に飾りやすいと思います。
2. 麻ひもで束ねる
葉っぱは乾燥するとくしゃくしゃとなりやすいので、要らない葉があれば全て取り除き、数本のバラを麻ひもで一つにまとめます。麻ひもは長めに残し、吊るしやすくしておきました。
一本ずつ別々に吊るした方がより乾燥しやすいですが、何本かを束ねても作ることが可能です。本数があまり多過ぎると、乾燥するのに時間がかかります。
3. 吊るして時間を置く
直射日光が当たらない風通しの良い場所に吊るします。私は、日陰になる軒下に吊るしておきましたよ。物干し竿などがあれば吊るしやすいですね。
雨に当てると失敗してしまうので、室内のクーラーが当たる場所などでも良いかと思います。
吊るした後は、一週間から10日ほど日にちを置きます。その間は何も気にせず完全放置でOK!逆に、あまり気にして触り過ぎると、花弁が外れたり花が傷んだりしてしまいます。
4. 完成!
水分が完全に抜けてカサカサの乾燥した状態になれば完成です!
生花の時と同じ花とは思えないほど、だいぶ色が変わっていますね。ピンクのバラも茶色のバラも、どちらとも色が濃くなりました。花の大きさも半分ぐらいまで縮み、花びらはくしゃくしゃとしています。
ドライフラワーならではのアンティークな感じが味があり、インテリアにピッタリな雰囲気だと思います。私は好きでいくつも作っていますが、もうちょっと生花の可愛さを残したいという方は、シリカゲルで作る方法もお勧めします。
たくさん作ってブーケに!
庭のバラがたくさん咲いた時は、まずは切り花として花瓶に入れて飾り、その後ドライフラワーにして残します。たくさん作ればブーケやスワッグにして飾ることもできますよ。
直射日光は避けて飾った方が、より長く楽しめることでしょう。
ドライフラワーをインテリアに飾ろう
我が家では、作ったドライフラワーでスワッグやブーケなどの植物雑貨をたくさん作り、室内を彩るインテリアとして飾っていますよ。バラ以外にも、いろんな植物でドライフラワーが作れます。
お金と手間をかけることなく庭のバラでできるのでぜひ皆様にも挑戦して頂きたいのですが、作りすぎると我が家のように、飾る場所がなくなって困ってしまうかもしれませんのでほどほどにに……。
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