色とりどりに咲くアジサイを見ていると、ジメジメとした嫌な気分を忘れさせてくれますね。アジサイはドライフラワーにも向いている花なので、その美しさを保存し、長期間インテリアとして楽しむことができますよ。簡単なドライフラワーの作り方です。
頂いたアナベル
私はドライフラワー作りを趣味の一つとしているので、毎年庭のアジサイを切ってドライフラワーにして飾っているのですが、今年は知り合いの方にたくさんのアジサイを頂いたので、こちらをドライフラワーにしたいと思います。
アナベルはアジサイの中でも特に人気の高い品種の一つで、真っ白で真ん丸な花が特徴的です。(近年はピンクアナベルもあります。)花の直径も20cm以上あり、満開時にはフワフワした大きな花がたくさん咲き見応え満点!
咲き始めは純白ですが咲き進むとだんだん緑色になっていきます。このアナベルたちは現在その状態ですね。ドライフラワーにするにはこの緑色になった状態がベスト。
ハンギング法でドライフラワーを作る
ドライフラワーを作るにはいくつか方法がありますが、一番簡単な方法がハンギング法です。自然乾燥させる方法ですね。ではアナベルを使い、実際に作ってみます。
1. 洗う
ドライフラワーを作る時は、咲いていたものを収穫してから新鮮な状態で作るのが好ましいです。時間が経つと萎れてしまいますから。
本当は乾燥している方が作りやすいのですが虫などが付いている可能性があったので、まずは水できれいに洗いました。洗う場合は花が取れてしまわないよう丁寧に優しく洗ってくださいね。
2. 吊り下げる
直射日光が当たらず風通しの良い場所に吊り下げて乾燥させます。夏であればクーラーがよく当たる場所などでも乾燥しやすいですね。一週間ほどよく乾かします。
3. 完成
ハンギング法はとても簡単で、以上でドライフラワーができあがります。道具も要らずただ吊り下げて待つだけの方法で手っ取り早いですね。
アンティークカラーが魅力な秋色アジサイでも作ってみましたよ。ドライフラワーはシャビーな雰囲気があるので、秋色アジサイのアンティークな色はドライフラワーにピッタリですね。
シリカゲル法でも作りました
シリカゲルを使った方法でもドライフラワーを作りました。ハンギング法より、形や色が生花に近い状態で残りやすい方法です。
1. 花を入れてシリカゲルを被せる
料理を保存するような密閉容器を用意し、その中にアジサイを入れて上からドライフラワー用のシリカゲルを被せます。写真は被せている途中ですが、しっかりとアジサイが見えなくなるまでシリカゲルで覆います。
2. 1週間ほど置く
触らないよう一週間ほど時間を置きます。
3. 完成
シリカゲルの中から取り出したら完成です。いろんな植物で実験しましたが、やはり自然乾燥よりも色が鮮やかに残りますよ。鮮やかな色のアジサイを使えば、そのままに近い色合いが残せるのではないでしょうか。
ただし容器に入れて作るため、茎の長い花束のようなものや、アナベルのような大きなアジサイでは作るのが難しくなります。今回も頂いたアナベルは容器に入らなかったので、庭に咲いた小さめのアジサイで作りましたよ。
時間と共に色褪せます
ハンギング法にしろ色が残りやすいシリカゲル法にしろ、どちらにしても時間が経てば経年劣化で色褪せてきます。1年ほど経つと写真のように茶色く変色してしまうことが多いですね。
これはこれでアンティーク風ではありますけれど、花弁もポロポロと落ちるようになるため、毎年アジサイが咲くと新しいものを作って飾り変えていますよ。
ドライフラワーを飾ろう!
アジサイだけでなく、バラやミモザ、スモークツリーなどドライフラワーにしやすい植物は他にもたくさんあるので、庭に咲いた花を乾燥させて部屋の中にたくさん飾っています。
ドライフラワーは永久ではないですが長い間楽しめますので、部屋の中で植物を楽しむには最適です。シャビーな雰囲気でおしゃれなインテリアとしても飾れますよ!