我が家のフロントガーデンには大きな花壇があります。もともとツツジとサツキのみの目隠しの役割の花壇でしたが、一度全て抜いて、花いっぱいの花壇へと大改造することにしました。本稿では、花壇作りの様子をまとめてご紹介します。
ツツジの花壇
こちらが30年以上前からあるツツジとサツキの花壇。
花壇の中にはピンクのハナミズキもありますが、ツツジ、サツキと共に、もう花はあまり咲かなくなっていました。
ろくに手入れもしておらず、モサモサになって見栄えも悪かったので、伐根して花壇を作り直すことにしたのです……!
1. ツツジ伐根
いざ、ツツジを抜こう!と思っても、私は専用の工具をもっているわけではありません。
と言うことで、使ったのは、シャベルと鍬、スコップのみ。これらを使い、全て人力で抜くことにしました。
ツツジの根は深くまで張らないとは言え、30数年植わっていたので、無数の細かい根があり、掘るのは本当に大変な作業でした。
株の周りを掘り下げ、そこから持ち上げるようにグイっと掘り起こします。
1本に付き1~2時間はかかり、始めたことを後悔するほど、毎日ツツジとの戦いでしたね。
2. 土壌改良
全てのツツジが抜けたら、続いては土壌改良します。長い間土の手入れなどしていなかったためか、土はカチカチに硬くなっていました。
そこで、土のリサイクル材をまいてフカフカの土へと変えていきます。
リサイクル材は土に混ぜ込んで使うとよりしっかりとリサイクルできるそうです。
リサイクル材を混ぜて土を耕したら、更に有機石灰を上からまいて土に混ぜ込みました。
これは、酸性をアルカリ性に傾ける役割があります。また、有機物が肥料となって土壌を柔らかくし、発根促進にも効果がありますよ。
これで土壌完了。水をまいて一週間ほど放置したら、植物を植えることができます。
3. レンガを積んで仕切りを作る
ツツジを抜いたら花壇の後ろ側が仕切りがなかったので、レンガを積んで仕切りを作ることにしました。
基礎には砕石を使い、アンティーク風のレンガを積んでいきます。
水平を取りながらモルタルで固定し、何段か積んだら完成。
簡単そうに見えて意外と時間がかかってしまいましたが、雰囲気が明るくなり気に入っています。
庭に少しレンガを取り入れるだけでも、おしゃれになるのではないでしょうか。
4. ピケットフェンスを作る
植物をたくさん植えられるようになったので、バラを8本ほど植えました。
レンガで作った仕切りと反対側の後ろがブロックになっていたため、誘引がしにくく、バラともあまり合わなかったんですよね。
そこで、カントリー調のピケットフェンスを手作りして置いてみることにしました。
ピケットフェンスは同じ形の板を横板に取り付けていくだけなので、ワンバイ材を使って簡単に作ることができます。
できたら束石に固定して、バラの後ろに来るように置いてみましたよ!
ブロックよりはナチュラルになり、カラフルなバラとも合いますし、木製で釘などが打ちやすくなり、誘引する時にも役立ちます。
5. 花壇柵を作る
花壇の半分に柵がなく、土が流れてしまいそうだったので、小さな柵を作ることにしました。
ダイソーのすのこを分解して材料にし、横板に貼り付けて小さなフェンスを作っていきます。
簡易的なものですが、これで土が流れるのを防止できますし、かわいい感じの花壇になりました。
後ろのピケットフェンスの形に合わせてありますよ。
花壇大改造!
ツツジを抜くところからいろいろやってきましたが、今ではたくさんのバラと花々が溢れる花壇となりました。
ツツジ伐根は本当に大変でしたけど、その後たくさんの植物を植えられるようになったので、やって良かったなあと思っています。
花壇が結構大きくてバラもたくさん植えられるので、来年はもう少し増やそうかなあ、なんて考えていますよ。