吊るしたり壁掛けにしたり、花壇やプランターとは違う楽しみ方ができるハンギングバスケット。我が家では毎年いろんな花でハンギングを作っていますが、今回は夏を代表するペチュニアを使ってこんもりなハンギングバスケットを作ってみました。
ペチュニア12株を使います
春から秋にかけての長い期間花を楽しむことがペチュニア。南アメリカ原産でその後ヨーロッパに伝わり、そこから多くの品種改良がされてきました。花に興味のない方でもきっと一度は目にしたことのある有名な花なので、長年世界中の人たちに愛されている草花だと言うことは自明の理ですね。
そんなペチュニアを12株使ってハンギングバスケットを作ります。私が購入したのは4株が連結パックになった安価なもので、ごくごくノーマルなペチュニアです。こんもりさせようと思うと10株以上は必要になるので、高価なものなんかは買ってられません…。本当はおしゃれなペチュニアも使ってみたいですけどねえ…。
ハンギングバスケットを準備
ハンギングバスケットと中に敷くパームマットを準備します。ホームセンターや園芸店でも売られていますが、やはりおすすめはダイソーですね。なんと言っても他より圧倒的に安いですから!
1. パームマットに切り込みを入れる
普通に植えるだけではこんもりとはならないので、パームマットに切り込みを入れてハンギングの下の方まで花が来るようにします。偏りなく全体的に花で覆うようにしたいので、深い切り込み(青線)と浅い切り込み(赤線)を4ヶ所ずつ交互に入れました。浅い切り込みは深い切り込みの半分ぐらいの深さにしてあります。
2. パームマットを戻す
切込みを入れたパームマットをハンギングバスケットに戻します。吊り下げるための鎖が邪魔になるので、この時に外しておくと作りやすいと思います。またはどこかに吊り下げて作っても良いですね。
3. 土を少し入れる
最初に少し土を入れておきます。深い切り込みの一番深い位置あたりまで入れておきました。私が使っているのは普通の培養土ですが、ハンギング用の土もあるのでそちらもおすすめですよ。
4. 青線の深い位置に4株入れる
今回は上・中・下の3段に分けてハンギングを作ります。まずは下の段から。先ほど入れた深い方の切り込み(青線)の一番深い位置に花を入れます。パームマットを前後に少し動かしながら、上からスッと入れるとうまく入りますよ。あまり荒い入れ方はせず、根を傷つけないよう気をつけましょう。
5. 赤線の深い位置に4株入れる
下の段の4株が入ったら少し土を被せ、真ん中の段を作ります。今度は浅い切り込みに4株入れていきます。こうすることで上下左右均等に花が入るので、隙間なくこんもり埋めることができますよ。
6. 上部に4株入れる
更に少し土を被せ、残りの花で上の段を作ります。本来花を入れるための上部の場所に普通に4株植えました。私が使っている30cmのハンギングバスケットは結構大きさがあるので、12株なら余裕で入ります。ビオラで作った時は20株以上入れたこともあります。大きなビオラのボールのようになって圧巻でした。
7. 肥料を与える
株元に肥料を与えます。追肥も忘れずに!あとは普通の鉢植えや寄せ植えを作った時と同じように、水やりもたっぷりとしておきましょう!
8. 水ごけを乗せる
ハンギングバスケットはインパクト大で目立つ存在ですが、360度空気に触れているため非常に乾燥しやすいと言うデメリットもあります。ですので私はハンギングにはいつも、たっぷりと水を吸わせた水ごけを敷き詰めて乾燥防止にしていますよ。
水ごけは保水性に優れているのに排水性・通気性も良く、ハンギングには最適です。
9. 完成
出来上がり当初はスカスカでパームマット見えまくりで、本当にこれでいいのかしら?と心配になってしまうほどですが、いいんです。これで完成なのです。1~2ヶ月もすれば成長し、華やかなハンギングバスケットになることでしょう――。(と言いつつちょっと心配…。)
2ヶ月後
昨年はペチュニアの中でも半額になっていたギュギュを使ってしまったので、ほふく性がなくあまり広がらない感じになってしまいましたが、今回は割とふわりと仕上がりました。ただ、切り込みを入れて側面に植えた花が思ったよりもあまり成長しなかったので残念。来年はもうちょっと豪華になるよう試行錯誤したいと思います。
まとめ
こんもりしたハンギングを作るには花数が必要になるので普通に植えるよりはお金はかかるけれど、1つ作れば長い間楽しめるし、何より華やかさがあります。季節の花でハンギングを作り、四季折々のガーデニングを楽しみたいですね!
関連商品
- ペチュニア12株
- ハンギングバスケット
- パームマット
- 肥料
- 水ごけ