私は庭の全てを一人で手作りしています。10年前には少しだけ植物を置いていたシンプルな庭が、今ではパーゴラやウッドデッキなどが揃い、ナチュラルな理想の庭へと近付いています。今回は、10年前の庭から現在の庭への軌跡をお届けしたいと思います。
庭の入り口から続くレンガの小道
もともと庭の奥へ向かって通り道となっている場所に、アスファルトが敷いてありました。
ナチュラルな雰囲気には程遠かったので、このアスファルトを剥がし、レンガの小道を作ることに。
アンティークレンガ330個を使い、憧れだったレンガの小道をDIY。
ナチュラルな雰囲気に合うよう、カーブが入った小道を作りましたよ。
レンガを敷くのは思った以上に大変で、地面を掘り下げるのも平行を取るのも、とても苦労したのを覚えています。
ですが、バラや植物にもよく合いますし、おしゃれな小道ができ、今でもお気に入りの小道となりました。
アルミフェンスからボーダーフェンスへ
我が家の仕切りとして、ごく普通のアルミフェンスがありました。
フェンス沿いに誘引しているバラともあまり合いませんし、見た目もナチュラルではなかったので、全て取り外しました。
ここに新たに作ったのは、木材で作ったボーダーフェンスです。
素材が木だと腐りやすいと言う欠点はありますが、やはり温かみがあってナチュラルガーデンにはピッタリ!
16mあった上、一人で作っていますので、時間がとてもかかりましたけど、なんとか完成することができましたよ。
真っ白なウッドフェンスは鮮やかなバラともよく合い、大変だったけど作って良かったなあと思っています。
花壇を潰して作ったパーゴラとウッドデッキ
ブロック調のレンガを置いて、庭の端に作った花壇がありました。
バラや草花を育てていたものの、日影になって育ちが悪かったので、いっそのこと花壇を潰し、パーゴラとウッドデッキのスペースにします。
ここに作ったのは、アンティーク調のパーゴラとウッドデッキ。
普通は茶色や白が多いですけど、淡いブルーで統一してみましたよ。
パーゴラにはバラを誘引できますし、掃き出し窓から出てウッドデッキでくつろぐこともできます。
ウッドデッキに花を並べたり、ここで静かにお茶をしたり、癒しの空間になりました。
バラが咲くレンガの花壇
10年ほど前、庭の隅に作ってもらったレンガの花壇がありました。
ガーデニングをやっていると、育てたい植物が増えて花壇が足りなくなってしまったので、こちらの花壇を大きくすることに。
最初はレンガを外して拡大しようと思いましたが、モルタルが硬くて外れなかったので、この花壇の前にもう一段作ることにしました。
後ろの花壇と同じように、レンガを立ててカーブのある花壇を作っていきます。
ただし、今度はいつでもレイアウトを変えられるように、モルタルは使わず土で固定するのみとしました。
2段になったので、バラやいろんな植物をたくさん植えられるようになりましたよ。
作ってから1年ほど経ちますが、モルタルがなくても倒れたり外れたりすることなく、しっかりと固定されています。
ボロボロのフェンスをカントリーフェンスに
こちらも、10年ほど前に作ってもらったボーダーフェンスです。
あまりしっかり塗装がされていないこともあって、腐食してボロボロになっていたので、自分で作り変えることに……。
せっかくなので、全く違った雰囲気のフェンスにしようと思い、憧れだったカントリー調のフェンスをDIYします。
海外の田舎風の牧歌的な感じのフェンスで、真っ白になってバラや植物ともよく合います。
もともとあったフェンスの支柱だけは残し、そこに横板を貼り付け、三角に尖った縦板をどんどん取り付けていきました。
使ったのは安価なSPF材ですが、防腐剤とペンキを何度か重ね塗りしておいたので、いまのところとてもきれいな状態が維持できていますよ。
玄関横にパーゴラ付きウッドデッキ製作
玄関ポーチから繋がっているような、外国のお家にあるようなウッドデッキがずっと欲しくて、玄関の横に作ることにしました。
玄関横のスペースがあいていたので、玄関ポーチにくっつけて作ります。
今まで作ったものの中で一番大きいエクステリアだったので、とにかく大変だったのを覚えています。
ウッドデッキだけでも大変なのに、フェンスやパーゴラも付けており、高い位置での作業にも苦戦しました。
かなり時間はかかってしまいましたが、想像した通りのかわいいウッドデッキができあがりましたよ。
道路に面していることもあり、ここでくつろぐということはあまりありませんけど、玄関の飾りとしては良いものができたのではないでしょうか。
誘引してあるバラが満開になると、とても美しい景色になります。
ツツジ伐根 → 花壇へ
我が家の玄関前には、ツツジとサツキが入った大きな花壇がありました。
30年以上のもので花もほとんど咲かなくなってしまったのと、せっかく大きな花壇なのでバラを植えたくなり、ツツジとサツキ抜いてバラの花壇に変えることにしました。
そのためにはまず、ツツジとサツキを伐根しなければならないのですが、専門業者さんに頼むと高額になるので、全て自分で伐根します。
とは言え、専用の機材など何一つ持っていませんので、鍬とシャベルを使い、全て手作業で抜いていきます。
ツツジやサツキは根が下の方まで張らないとは言え、30年以上もあったものですから、一本抜くのに軽く2~3時間はかかりました。
何十本もあったので、全て抜き終わるまでに数ヶ月かかってしまいましたが、努力した甲斐があり、現在はバラと季節の花々の大きな花壇へと変身しました。
ツツジを抜いた時にリサイクル材や石灰を使って土壌改良もしておいたので、新たに植えた植物たちも元気に育っています。
古くなった玄関ドアの再塗装
築30年以上経っている我が家のため、玄関ドアも塗装が剥がれて劣化していました。
見栄えが悪いので自分で再塗装することにしたのですが、庭の雰囲気に合わせ、今どきな感じの緑色のドアにすることにしました。
今までの白い塗装を一度落とし、プライマー塗装した後、淡い緑色で全面を塗っていきます。
アルミドアの塗装は剥がれやすくDIYでは難しいと言われるので、剥がれないように、何度も重ね塗りしておきましたよ。
それでも、一年ほど経つと少し剥がれてきたところがあったので、その際に再度塗り直しておきました。
古びたドアが、少しおしゃれなドアになり、大満足です。
何でも自分でやるのは大変ですけど、思ったとおりにできるので、DIYはやめられませんね。
普通のブロック塀を真っ白な壁に塗装
駐車場のどこにでもある普通のブロック塀が、ナチュラルとはほど遠く、ずっと気になっていました。
植物に合うようにしたいと思い、白いモルタルで塗装しようと思いました。
モルタルをそのまま塗ると、ポロポロと落ちて塗りにくいことがあるので、始めにモルタル増強接着剤を塗装します。
その後、目地があると平らに塗りにくいため、グレーのモルタルで目地を埋める作業から始めました。
目地が埋まったところで、白いモルタルを全面に塗っていきます。
駐車場の全ての面を塗装したので、とても大変な作業でしたが、真っ白に生まれ変わりましたよ。
壁が白くなるととても明るくなり、植物も映えるようになった気がしますね。
まとめ
思い返してみると、一人でいろいろ作るのは大変でしたけど、着々と新たな庭に生まれ変わり、庭作りを頑張ってきて良かったです。
まだまだやりたいことがたくさんあるので、これからもいろんなエクステリアや雑貨などを作っていきたいと思っています。
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